MacBook Pro(MC724J/A)を買いました!

ついに買ってしまいました、MacBook Pro

昨年11月末、普段使っている Dell XPS M1210 の調子が悪くなった辺りから購入を検討していたんですが、ライブも何とか乗り切ってくれたので、13インチで Core i 世代の CPU が搭載されるまで待とうと思っていました。
(この時点では13インチモデルはCore 2世代で、M1210も一応Core Duo世代なのでちょっとなぁ...と言う気持ちが強かったです。)

で、今回のモデルから13インチモデルも Core i 世代になったので、価格がこなれてくるのを待っていましたが、もう良いだろうと(笑)

まだ、買って数日なので、深い部分までは使いこなしていないのですが、一応一通り音楽系のアプリや機材を接続したりして試してみたので、ファーストインプレッション的な物を中心に書いてみたいと思います。

買ったのは、13.3インチ・Core i7 2.7GHz のモデル(MC724J/A)です。

まず、ケースからして美しい。
これに限るでしょうね。

ケース自体もそうですけど、箱の中のレイアウトや、無駄のない梱包、本当に全てが美しい。
何と言うか、本体の機能とは関係のない部分なんですが、開封する時のワクワク感というか、高級感が違います。

これは、やっぱり凄いと思いますよ。
Apple が Apple たる所以と言いますか、妥協のないこだわりを感じます。

iPodを買ったときにも同じ事を感じましたが、まるでブランド品を買ったかのような気分にさせてくれますね。


で、本体も勿論美しい(笑)

そして、薄いし、軽い
これは意外でした。

仕様を見た限りでは、M1210 と比べると「大きくて重い」のは覚悟し無いとなぁっと思っていたのですが、確かに縦横の大きさは MacBook Pro の方が大きいですが、厚みが全然 MacBook Pro の方が薄いので持った時に「大きい」とは感じません。
重さも、仕様上は M1210 の方が軽いか、同じくらいなのですが、持った感じとしてはむしろ MacBook Pro の方が軽く感じます

これは、デザインのおかげかも知れないですね。
M1210 は底面に凹凸があり、バッテリーの出っ張りや、ヒンジ部分との段差があるので、開いた状態でも折りたたんだ状態でも、どちらも持ちやすいとは言えない形状なのですが、MacBook Pro は凹凸のないデザインで持ちやすいから軽く感じるのかもしれません。


ZSB-IB015


ZSB-IB022

MacBook Pro専用

ちなみに、外出時の持ち運び時に ELECOM のケース(ZSB-IB015)を使っているのですが、もともと M1210 用に買って使っていたのですが、むしろ MacBook Pro の方が楽に収納できます。


では、しばらく使ってみての感想です。

まずは 使いやすい の一言ですね。

電源入れて特に何も考えなくてもネットにもつながるし、Wi-Fiへの接続もスムーズに出来ました。

私の場合、Windows歴が長いので Windows でも「何も考えずに」操作はできますが、10年ぶりの Mac、しかも私が以前使っていたのは OS 8.6とかだったので、OS X になってからは初めてです。
それにも関らず「何も考えずに」大抵の設定が完了しているのは素晴らしいと思いました。

感動的だったのが「マルチタッチトラックパッド」。
これは凄いですね。

何本の指で操作しているのかを感知して反応が変わるのには本当に感動しました。
そして、凄く使いやすい。

もともと、トラックパッドでの操作は好きで、M1210でもマウスをつけたりはしていなかったのですが、MacBook Proのマルチタッチトラックパッドはマウスでの操作を超えていると思います。
むしろこっちの方が使いやすいとさえ感じます。

タイピングもやり易いです。
これは、本体が薄い事もあると思いますが、机に置いて使っても、膝の上に乗せていても非常に入力しやすい。

まぁ、配列が違うので慣れは必要ですが、感覚的にタイプしやすいキーボードだと思います。

バッテリーの持続時間も長いですね。
家の中で持ち運んで使っている分には余りバッテリーを意識し無くても良いかもしれません。

ソフトの面でも、今のところやりたい事は全部出来ている状態です。
勿論、細かい部分を言い出したら Windows でしか出来ない事はあるんですが、他に WinPC がある状態で、わざわざ Boot Camp を使って Windows を入れようと思う程の不便さはありません。

購入前は、M1210 も並行して使うか、Boot Camp や VM で Windows 環境を作ってあげないと駄目だろうなぁ...と漠然と考えていましたが、殆どの作業が MacBook Pro で出来ています。

あと、SDカードが読めるのはデカイですね。
SDカードに対応しているイメージって全くなかったんですが、デジカメ(RICOH CX4)とかレコーダー(Zoom Q3)とかで SDカードを使う機会が多いので、これは嬉しいですし便利です。


Just MyShop(ジャストシステム)

逆に不便・不満を感じる部分ですが、まずは「ことえり」の変換の精度の低さ。
これは、ちょっと酷い。
完全に IME の方が優れていると思います。

Mac だと ATOK 2010 for Mac を使うのが一般的な選択肢なんでしょうか?でも、良い値段するので考え中です。
ただ、余りにも酷いので、現在は Google 日本語入力を入れて使っています。


そして、地味に困ってるのがテンキー入力が出来ないこと。

もちろんノートなので、テンキー自体が無いのは当たり前ですが、M1210 だと Fnキーを押しながらタイプする事でテンキー入力が出来るんですが、MacBook Pro ではそれが出来ない。

何で困るのかと言うと、Cubase ではテンキーを使ったショートカットを良く使うんです。
同じ「1」でも「テンキーの1」を押したときと「Qの上にある1」を押したときでは動作が変わるんです。

さらに言うと、「テンキーの1」を使ったショートカットの方を多用するんです。

なので、ないととても不便。
別なショートカットキーを振れば良いってのもあるんですけど、ちょっとなぁ...と言う感じで、困っています。


あと、やはりネットワーク周りは弱いように感じました。
インターネットに繋がらないとかそういう意味ではなくて、共有上のファイルの扱い方が何とも微妙。
まぁ、我が家の環境が今までWindowsベースで出来ていたからですかねぇ・・・

ただ、期待していたよりも使いやすいのでびっくりしました。
特に、普通に Windowsの管理共有にアクセスできるのにはびっくり。
これで、いちいち Mac のためにシェアを切らなくてもよいので楽です。


最後に DTM/DAW 回りの使用感ですが、Cubase 6 / Live 8 / BFD2 / Ultra Analog 辺りをインストールして FireWire 410 で鳴らしてますが、今のところ大きな問題はないです。

処理速度が段違いに速いので、M1210 とは比べようがないですが、メインで使っている Win7 マシンと比べても不都合を感じる部分は少ないです。
勿論、細かい部分では不具合というか上手く動かない部分もあるのですが、この手のソフトは設定を追い込まないと期待通りには動いてくれないものが多いので、まだ「作法」を分かってない部分も多いのではないかと思っています。

何よりも、FW410 をバスパワーで使えるのがデカイです。
これで、スタジオ/ライブのために ACアダプターを持って行かなくてすみます。


っと言う感じで、表面的な部分だけですが、ザックリと使ってみた印象でした。

私の場合、主な用途が音楽制作/ライブ用と言う感じで、ハッキリしているのですが、そうでなくても 2台目の PC と言う感じで考えるなら間違いなくお奨めですね。

初めての PC、メインで使うオールマイティーな PC という意味でお薦めかと言われると、Boot Camp で Windows を使えるという逃げ道がある事を前提にお薦めと言う感じでしょうか?

未だに、Windows にしか対応してないサイトやサービスは意外と多いです。
個人的にやってるようなサイトやサービスが多いですが、意外と公共系や金融系も多いです。

なので、この手のサービスを使うために Windows 環境は必要だと思いますが、まぁ、その程度であれば Boot Camp で切り替えて使えば良いという感じでしょうか?

とにかく、普通に使う分には非常に使いやすいノートPCだと思います。

後は、やはり Apple の哲学というか、製品に対する気合を感じますね。
10年前、G3時代に痛い目にあったので、何となく Apple 製品や Mac に対しては良いイメージって無かったんですが、久しぶりに使ってみて「やっぱり良いなぁ~」っと思ってしまいました(笑)

まんまとやられた感じがありますけど、それだけ素晴らしい製品だと思います。