オンライン英会話をはじめてみた - DMM英会話

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今更感がありますが、英会話をはじめてみました。

理由は単純に転職先が外資系だから。

業務に必須ではないと言われていますが、研修で US に行くらしいので、それまでになとかしておかないとなかなか大変な事になるなぁっと。

選んだのは DMM英会話ですが、レアジョブと DMM英会話どちらにも体験入会して試してみたりとか、他のオンライン英会話についてもリサーチしてみたので、その結果なんかを書きながら紹介していこうと思います。

英語力について

まずは、私の英語力を説明します。

TOEIC ○○○点とか分かりやすい指標があれば良いのですが、その手の資格は持っていないので感覚で。

全くできないわけではありません。

特に、読み書き事に関しては、それなりに経験があります。

外資系IT企業で4年ほど働いていた事があり、その間メールのやりとりは基本全て英語で行っていました。

業務上のドキュメントなども全て英語で、自分が作成するマニュアルも英語で書く必要があったので、英語を読んだり書いたりすることはそこまで苦ではありません。

が、会話は全然だめ。

ミーティングなどは英語で行われていたものの、同僚の外国人が日本語をある程度理解できたので、日本語と英語のちゃんぽん(相手は英語、こちらは日本語)のような感じのコミュニケーションが取れてしまい、リスニングはある程度できるものの、スピーキングが全然だめ。

今思えば、自分から英語で話していれば最高の環境だったはずですが・・・

っという感じで、とにかく英語を話す、これが課題という感じです。

オンライン英会話を検討する

こんな時期じゃなければオフラインの英会話も検討できると思うのですが、私が英会話を始めようと思った 2020年4月はコロナウィルスに伴う緊急事態宣言真っ最中。

仕事もリモートになっているのにオフラインの英会話教室をわざわざ選ぶという選択肢は私にはありませんでした。

なので、必然的に駅前留学的なものは捨てて、オンライン英会話一択に。

オンライン英会話でも沢山の選択肢がありますが、実際に勉強した経験のある人や、外資で働く知り合いなどから色々と情報を集めた結果、レアジョブと DMM英会話に絞り込んで検討することにしました。

この2つに絞った理由は、評判が良かった事や、比較的低価格だったことです。

特にレアジョブは、「オンライン英会話と言ったらレアジョブ」というくらい知名度が高く、聞いた人ほぼ全員から名前が出たくらいだったので、まずはレアジョブが本命。

DMM英会話も「コスパが良い」という評判が多かったので、この2つに体験レッスンを申し込み、良かったほうを契約しようという感じで申し込んでみました。

体験レッスンの感想

レアジョブもDMM英会話もどちらも無料で体験レッスンを受けることができます。

申し込む経路によって受けることが出来る体験レッスンの回数が変わるので、私は価格.comから申し込みました。

まずはどちらにも共通することを書いておきます。

  • レッスン時間は一コマ 25分
  • 専用システムで授業が受けられるので Skype は不要

オンラインレッスンというと Skype を使うイメージでしたが、専用のシステムで受けることが出来るので、PCなら特に何もインストールする必要はなくブラウザがあれば OK です。

レアジョブ

体験レッスンの感想を箇条書きで書きます。

  • 最初の授業でレベルチェックをしてくれる
  • 日本人カウンセラーとカウンセリングできる
  • 講師は全員フィリピン人
  • 時間が厳密に区切られている
  • 全体的に通信品質が不安定
  • 体験レッスンでは体験レッスン用の教材しか選択できない
  • 教材のボリュームが多い

レアジョブの良いところはカリキュラムやシステムがしっかりしているところだと思います。

最初の授業でレベルチェックを行ってくれ、今後受けるべきコースやレベルを教えてくれるので、進め方で悩むことは無いと思います。

先生はフィリピン人のみですが、カウンセラーは日本人なので、日本語でカウンセリングを行う事ができ、学習プランや進め方について相談することができます。 

私は、自分がどの程度の英語力を持っていて、どのレベルから始めれば良いのか全くわからない状態だったので、レベルチェックとカウンセリングは非常に役に立ちました。

これだけでも体験レッスを受ける価値はあると思いますし、初心者でも安心して始めることが出来るシステムが確立しているように感じました。

システム的に時間きっかりに始まって、時間きっかりに終わる仕様になっているようで、突然始まり突然終わるような印象を受けました。

講師側の通信環境の問題で5分以上切断されたレッスンがあったのですが、教材の途中でシステム的にシャットダウンされたので、そういう仕様なんだろうなと言う感じです。

さすがに切断されたのは一度だけでしたが、先生たちの通信環境は全般的にあまり良くないように感じます。このあたりはシステム的な問題かもしれません。

また、体験レッスンでは体験レッスン用の教材しか選択できません。

例えば、レベルチェックで「実用英会話 レベル6」を受けると良いと言われたとしても、体験レッスンでは「実用英会話体験レッスン2 レベル6-7」しか選べないので、2回以上体験レッスンを受けると同じ教材を繰り返す可能性が高いです。

レアジョブの体験レッスンは通常なら2回のなので、この仕様になっているのだと思いますが、これだと価格.com 経由で申し込んだ意味がないのが残念です。

DMM英会話

  • 講師のレーティングが出来る・見れる
  • 色々な国の講師を選べる
  • 時間の区切りはゆるい
  • 教材がわかりやすく種類が多い
  • 日本人講師の授業が一回だけ受けられる
  • 予約が取りにくい
  • 全体的にシステムがわかりにくい
  • レベルチェックやカウンセリングがない

こちらも基本的に25分の授業の枠がありますが、少し緩めな印象。

時間がきたらシステム的にクローズされる感じはなく、あくまでどちらかが明示的に終了しない限りは接続が切れることはない印象です。

なので、何らかの問題が発生して授業が途切れた場合などは時間が許す範囲で少し延長してくれたりします。

このことに限らず、講師がある程度自由に授業を行っている印象を受けました。

逆に言うと、カリキュラム的なものが確立しているわけではないので、受ける側が主導権を持って進めないといけません。

レベルチェックやカウンセリングなどもないので、なれるまでは結構しんどい。

私の場合は先にレアジョブでレベルチェックを行っていたので、なんとなく自分が選ぶべきレベルのようなものが分かっていましたが、それがなかったらどうしたら良かったのか、っという感じです。

日本人やネイティブの講師は別料金なので体験レッスンでは選べませんが、日本人講師は1回だけ授業を受ける事ができます。

私は 2回目の体験レッスンで日本人講師を指名し、そこで進め方や自分に適したレベルや教材を日本語で教えてもらいました。

これが無かったらちょっときつかったかもしれません。

システムに関しては慣れてくれば問題ないのですが、インターフェイス的に直感的じゃない部分が多いので、少しわかりにくく感じます。

ちなみに、ネイティブ講師と日本人講師は別料金なのですが、予約画面に混ざって出てくるので、かなり分かりにくい。

なぜかモバイル版だとネイティブを除外できますが、日本人講師は含まれたままなので、なんだかなぁっと言う感じ。

時間帯にもよりますが、ネイティブ・日本人講師を含まずに考えた場合、あまり選択肢がなかったりしました。

DMM英会話を選んだ理由

という感じで、レアジョブ・DMM英会話ともにメリット・デメリットがありましたが、最終的に DMM英会話を選びました。

価格に関してですが、これを書いている 2020年5月の時点では、毎日1レッスン(1日25分)のコースは、6,380円(レアジョブ)と 6,480円(DMM英会話)とほぼ同じです。

レアジョブには月8回レッスンのコース(4,620円)もありますが、有給消化の5月を使って集中的に学びたかったので、これは考慮しませんでした。

では、レアジョブと比較して DMM英会話を選んだ理由を挙げていきたいと思います。

  • iKnowが利用できる
  • 講師のノリが好き
  • 講師を選ぶ基準がわかりやすい
  • 教材がわかりやすい
  • 最安プラン(スタンダード毎日1レッスン)にビジネス英会話が含まれる

iKnow は有料の英語学習サービスですが、DMM英会話の有料コース利用者は無料で利用可能です。

実際に英会話を習いだして、単語やフレーズの引き出しの少なさを痛感したので、このツールはとても役に立っています。

英会話でも単語やフレーズは学べますが、圧倒的に足りてないのでまずはボキャブラリーを増やさないと、っという感じ。

そういうときに iKnow のようなツールはとても役に立ちますが、英単語やフレーズの学習は別でやっている、というのであれば特に必要ないと思います。

講師の好き嫌いは人によると思うので何とも言えませんが、レアジョブとDMM英会話は同じフィリピン人の講師でも明らかにノリが違うように感じました。

レアジョブの講師は「先生」という感じの人が多い印象で、雑談で盛り上がるとか、そういう雰囲気はあまり感じません。

また、レアジョブの教材は内容が詰まっている印象で、授業時間内に終わらせることを考えると、雑談をしている時間はないのかなという印象でした。

逆に、DMM の講師は、英語が話せる友達に近い感じで、話しやすい人が多い印象です。

発音の指摘や文法の間違いなどは指摘してくれますし、教材に沿ってレッスンしてくれるのですが、雰囲気の違いのようなものはあると思います。

教材もレアジョブと比較すると薄めで、レベルにもよると思いますが、サクサク勧めてしまうとかなり時間が余ります。

そういう進め方の違いもあって、講師の印象も違うのかもしれません。

私の場合は、最初に書いたように「同僚との会話で英語を使う可能性がある」というのが英会話を勉強する目的なので、友達に近い感じで会話ができたほうが良いと感じました。

これは完全に好みや目的によって変わると思います。

また、講師を絞り込む際に DMM はユーザーからの講師の評価が視覚化されているので、それを見て決めることができます。

単純に星の数などでも見れますし、ユーザーからのコメントを見て、自分に合うかどうかを選ぶこともできます。

逆に、レアジョブの場合には、このあたりが視覚化されていません。

教材の質も、好みだと思います。

レアジョブの教材はとても良いと思いますが、1レッスンの内容が多く、すこし難しく感じました。

また、レアジョブはビジネス英会話は日常英会話コースとは別コースとなり、ビジネス英会話コースを選択すると税込みで月1万円を超えてきます。

今の所自分のレベル的にビジネス英会話の教材は利用していませんが、仮に利用する場合にアップチャージなしで選択できる点も DMM に軍配が上がるました。

ちなみに、iKnow の Chrome拡張機能がとてもいいのでおすすめです。

オンライン英会話に関する考察

まだ始めたばかりなので何とも言えませんが、体験レッスンや2週間ほどレッスンを受けて感じたことなどをまとめてみます。

ネイティブスピーカーから習うべきか?

これは目的によると思います。

例えば、私の場合のように
「外資系IT企業で働くことになり、同僚との会話で英語を使うかもしれない」
というのが目的なら、ほぼネイティブから学ぶ必要はないと思ってます。

なぜなら、訛りの強い英語だったとしても、それが問題になることはほぼないからです。

考えてみてください、外国人の同僚が必死に覚えたと思われる日本語で話してきたときに、
「お前の日本語は訛りすぎてて何言ってんのかわからん。」
とか言いますか?

言わないでしょ?

まぁ、言われることは実際にはあるかもですが、シカトでOKだと思います。

英語が話せる話せない以前の問題です。

あと、US本社で働くなら話は別ですが、外資系でも日本法人で働く場合にはネイティブスピーカーの同僚と一緒に仕事する機会はそこまで多くないように思います。

ネイティブスピーカーの同僚ができたらなら、その人と積極的に話せば良いわけですし、あまりネイティブの講師にこだわる理由はないかなと。

逆に、「USのクライアントとの交渉」などのように、英語がネイティブの取引先や顧客との会話で英語を使うなら、ネイティブスピーカーから習ったほうが良いのかもしれません。

まぁ、目的やゴールによると思います。

日本人講師から習うのは有効か?

これも何とも言えません。
場合によると思います。

もし、全く英語が分からないとしたら、日本語が話せる先生じゃないと、初っ端から全くコミュニケーションが取れない可能性があります。

外国人講師の場合には日本語が全くわからない先生も多いと思うので、その場合にはこちらがある程度英語でコミュニケーションが取れることが大前提のような気がします。

ちなみに、レアジョブの場合には「日本語での会話」がどの程度可能かで先生を絞り込みできますが、DMMにはそのようなオプションはありません。

カウンセリングも無いので、進め方について相談しようと思ったときには講師に聞くしかありませんが、英会話のレッスンの進め方について英語で相談するのはなかなかハードルが高いのではないかと思います。

なので、そういう場合には(オプション料金を払って)日本人講師を指名する感じなのかもなと。

ただ、純粋な「英会話」に関してはいえば、日本人講師は選ばないほうが良いと個人的には思います。

なぜなら、日本語が通じてしまうと思うと、最終的に日本語に逃げてしまうから。

聞き取れなかったり、理解できない単語があったり、うまく表現できなかったときに、日本語に逃げてしまう。

本来、こういうシチュエーションで無理やり話してこその英会話だし、そうでないと上達しないと思うのですが、日本語が使えることで無理しなくなるので良くないかなと。

日本人講師との授業でも強い意志で日本語での会話を封印することは出来るでしょうが、それなら外国人講師を選択すればよいだけだったり、日本人講師はネイティブスピーカーでもないので、わざわざ選ぶ意味もないのかなと。

まぁ、このあたりは置かれた状況によって違うとは思いますが。

続けることが出来るか?

一日25分、毎日1レッスン。

これ、一月30レッスンではないところがミソで、毎日受け続けないとレッスン回数が減っていきます。

正直、なかなかしんどいです。

普通に働いてたとして、予習や復習までを考えた場合、毎日受け続けるのはかなりしんどいなぁと。

5月いっぱいは時間があるのでなんとか頑張れそうですが、6月以降はどうなることやら・・・と。

在宅作業が続いている間になんとか物にできないと、通勤しながら続けるのは結構難しそうだなと感じています。

空いた時間に出来るのがオンラインの良いところですが、教室に通う場合の強制的な感じも無いので、自分でしっかりとスケジュールを組んでやれないと続かなそう。

まぁ、機会があったらこの話の続きを書きたいと思います。

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