ライブレポート 2008/11/1@渋谷club乙
Born Blanchir としては、5月4日の TaU KITCHEN でのライブ以来なので、約半年ぶりのライブでした。
前回同様、TAI-ON さんの企画「ジユウガタ」への出演でした。
TaU KITCHEN が一時閉店と言う事で、今回は渋谷club乙に場所を移しての開催。
DESEO には客として行った事がありましたが、乙は全く初めて、そう言えば結構駅から近いんですよね。
勝手に狭いと思いこんでいたのですが、フロア自体は TaU KITCHEN よりも広いかもしれないですね。
TaU KITCHEN と違って、バーカウンターがフロア内にある感じ、この辺りは好き嫌いが分かれるかもですが、個人的には、こっちのスタイルの方が移動が楽なので好きです。
昔ながらのライブハウスって感じですかね?
最近は TaU KITCHEN とか FAB とか、どちらかと言うと綺麗な感じの箱でばかりライブをしていたので、何と言うか懐かしい感じがしました。
トヨフクさんが遅れてくる中、2人で意気揚々とリハーサルを始めたんですが、いきなりトラブル、と言うか恥ずかしい問題が発生。
シールドの長さが足りません (-_-;)
POD X3 Live からアンプ JCM900 に繋ぐ為に 3m のシールドを用意したんですが、若干足りないと言うか、ブラーンと浮いてしまっています。
スタッフさんが気を使って、アンプを前に出してくれたんですが、チョット近い・・・
次回のライブまでに 5m位のシールドを作らねば...
と、そんな感じでセッティングを終えて、何とかトヨフクさんも合流し、リハを開始したら今度は別な問題が・・・
モニターから返ってくるオケが小さくて、ギターを弾いていると殆ど聞き取れない。
外音のバランスは良い感じだったし、ボーカルやベースはしっかり聞こえているので、ギターの音量がデカいのでは無く、単純にモニターから返ってくるオケの音量が小さい感じだったと思います。
そうこうしているうちに、トヨフクさんが本気モードに突入・・・
今度は、ボーカル用のモニターから返っている歌声がギターの音すら聞こえなくなるくらいデカい。
PAさんに、ボーカルを下げてオケを上げてくれと再三お願いして、最終的に何とかモニターできるレベルになったのですが、本番になってみたら全然聞こえないって感じでしたね。
ありがちな話です・・・
この辺りが、ドラムレスで打ち込み主体のバンドがライブをやる時に一番難しい部分じゃないかなぁ...と思うのですが、モニターへの依存度が生バンドに比べると高いんですよね。
なので、モニターの音量が大きすぎたり、小さすぎたりするだけで、結構演奏に影響が出てしまします。
リハーサルも殆どの時間をモニターのバランスを合わせる事に使いきってしまうのですが、外音もしっかりとしたいと思うので、この辺りが今後の課題だと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、今回のセットリスト。
- 8.11.1 bo.T
- リンゴ追分 / Club Foot
- Love Freedom
- 新しい種
- 悲しくてやりきれない / Viva la Vida
- エルレイン
今回はマッシュアップ 2曲を含んで 6曲構成でやりましたが、1曲目の「8.11.1 bo.T」はジャムセッション的なノリでやったので、実際にやったオリジナルは 3曲です。
今回は、意図的にマッシュアップを多めにしてみましたが、やはり皆さん知ってる曲だと反応が良いんですよね、あたりまえだけど。
8.11.1 bo.T
以前「太陽」と言う名前で演奏していた曲のオケの部分をベースにした、ジャムセッション的な曲です。
「太陽」は現在新しいアレンジを思索中で、オケの部分を切り離して新しい曲にしようと考えていたのですが、今回はそれをさらに砕いた感じでジャムセッションにしてみました。
もともとジャムセッション的な要素が強かった曲なのですが、実際ぶっつけ本番的なノリでやったのですが、どうでしたでしょうか?
個人的には、結構うまい具合に収まったんじゃないかなぁ...と思います。
リンゴ追分 / Club Foot
8.11.1 bo.T はインストだったので、ここから Voトヨ登場。
昔のライブでも一回やった美空ひばりと KASABIAN のマッシュアップです。
評判がよかったので今回やりましたが、やはり、この組み合わせはしっくりきます、やっていて気持ちが良いですね。
勢い余ってかなり Vo が上ずってましたが、まぁ、調子が良い事の裏返しですかねぇ。
これも今後の課題ですね。
Love Freedom
今回のライブで、個人的に一番痛かったのがこの曲です・・・
全編通してリズムがグダグダでした。
走る・・・
モタル・・・
(言い訳ですが、この曲は本当にオケが聞き取れなかったです。)
それでも、全体としては非常に良い出来だったと思います。
この日はとにかく、トヨフクさんの声の調子が良かったんですが、それが良く出ていた曲だと思います。
新しい種
あまりにもモニター状況が悪かったので、この曲の前に PA さんに、再度モニターのオケの音量を上げてもらいました。
なので、モニター環境は格段に向上したのですが、外音のオケの音量も上がってたみたいですね・・・
PAさんとのコミュニケーションは難しいです・・・
出だし、突込み気味に始まったのですが、勢いも有ってかなり良い感じで出来たんじゃないかと思います。
自分で言うのもなんですが、アルペジオの音が自分好みに出来たので、弾いていて非常に気持ちが良かったです。
悲しくてやりきれない / Viva la Vida
マッシュアップ第二弾、ザ・フォーク・クルセダーズと Cold Play の組み合わせ。
この組み合わせも上手くハマったと思います。
この手の曲は、やってて凄く楽しいので、今後も機会があればどんどんやって行きたいですね。
「悲しくてやりきれない」って、有名な曲なので名前もメロディーもなんとなく聞いた事はあったんですが、マッシュアップの作業をするために初めてしっかりと聞きました。
本当にいい曲ですね。
名曲だと思います。
まぁ、Viva la Vida も名曲ですね。
正直、Cold Play ってあんまり好きじゃなかったんだけど、「美しき生命」は間違いなく名盤だと思います。
エルレイン
個人的に Born Blanchir の曲の中で一番好きな曲なんですが、一番モノに出来ていないと感じていた曲でも有ります。
特に、この曲のコーラスはかなりグチャグチャな感じになっていたので、「コーラスをしっかりとやる」っと言うのが今回のテーマの一つでした。
結果的には演奏、歌ともにかなりラフな感じになってしまい、場所によっては上手く行ったのですが、全体的にはマダマダと言った感じでした。
今までのライブと比較したら、かなり精度は上がってきたかなぁ...と思いますが、本来のこの曲の良さを伝えられるように精進あるのみです!!
全体を通して見ると、ミスなども多く完璧なライブとはなりませんでしたが、「Born Blanchir 史上最高のライブ」だと言える内容だと個人的には思います。
まぁ、最高のライブって言い過ぎですし、到達点と言う意味では無いので、この表現が正しいのか微妙ですが、今までのライブの中で一番良いライブができたと言うのは間違いないかなっと。。。
乙はどちらかと言えば小型の箱だし、途中まではモニターの音量が小さすぎて、オケが聞こえ難かったりとか、環境的な意味でもベストでは無かったことは確かです。
じゃぁ、何が最高だったのか??
一言で表現するのは難しいですが、決意と言うか意気込みが今までとは明らかに違ったと、個人的には思います。
今までも適当にやっていた訳ではないですけどね。
これは、Love Freedom が復活した事によって Born Blanchir として活動する意義とか、価値的なものを各メンバーが再確認した事が良い刺激になったのではないかと思います。
そんなこんなで、今まではライブの予定が無いと殆ど活動をしてこなかった Born Blanchir ですが、これからはしっかりと活動していきたいと思います。
Web も充実させます。
とりあえず近日中に今回のライブの音源をUPする予定です。
今のところ次回のライブは決まっていませんが、次回までには何らかの形でしっかりとした音源を作れたらと思っています。
結成から2年半が過ぎてしまいましたが、やっとバンドとしてまともな活動が出来そうですね・・・
今度こそ本当に頑張ります!!
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