Michel Camilo & Tomatito@BLUE NOTE TOKYO - 2011.11.12.1st

2年前に Billboard Live TOKYO で見た以来の Michel Camilo & Tomatito のライブ。

前回のライブレポでは「結構良かった」みたいな事が書いてあるんだけど、記憶に残ってる印象をたどると、実はあまり良い印象は無いんですよね。

それはカミロやトマティートの演奏に問題があるわけではなくて会場に問題があることは分かりきってるんだけど、それでも何となく今回 Blue Note に来るという情報を聴いても、少し見に行くのを躊躇ってしまいました。

躊躇いつつも「やっぱり BlueNote で見てみたい!」と思い見に行ってきた訳ですが、結果的には本当に凄く良いライブでした。

一瞬でも行くのを躊躇ってすみませんでした。

今回も前回同様アリーナ指定席を予約して行きました。

本当は早く行ってアリーナ自由席の最前列とかで見れればよかったんですが、色々面倒だったので指定席で。

で、余裕ぶっこきすぎて開演15分前についたので一番端っこの席。
(システムが良く分からないんですが、指定席って予約順なんですかねぇ?それとも当日の受付順?)

位置的に言うと、ステージに向かって一番左側の一番後ろの席。
ステージからは遠いですが、カミロもトマティートもよく見えました。
こういう何気ない所も Blue Note の魅力。

そして、左側の通路側ということはアーティストが通る場所!
前回 MICHEL CAMILO TRIO のライブの時にはカミロとハイタッチ出来たので、今回も狙って行きました(笑)

っという事で、今回もカミロとハイタッチ(笑)
しかも、演奏前に(笑)
本当に良い人です。

アンコール前の退場の時にはトマティートもこちら側の通路を通ったのでトマティートともハイタッチ!!


ライブの内容は本当に最高の一言

一曲目の Libertango から、一気に引きこまれました。

興奮して聴いていたのでセットリストを正確に覚えてないのですが、Spain と比べると Spain Again からの選曲が多かったように感じました。

人っていい演奏を聞いていると自然と拍手したり叫びたくなるもんなんですよね。
なんていう曲か忘れてしまいましたけど、途中でカミロが段々とノッていくのが分かるんですよ(笑)

どんどんピアノの音量がデカクなっていく、まさに叩きつけるような感じ。
そうすると、やっぱりこっちもテンションが上がってしまって、自然と拍手が起こる。

いや~、なかなか無いですよ。

そして、アンコール前にやった Spain で盛り上がりは最高潮に!
ソロの応酬が本当に凄かった。

もうね「凄い」という月並みな言葉でしか表現できないくらい凄い(笑)
何が凄いとか説明できないくらい(笑)

本当にあっという間に終わった1時間30分でした。

いやー、良かった。

毎回思うんですが、何度でも見たい。
何時間でも見ていたい。

感動させてくれる音楽に出会えるって幸せだなぁっと本気で思えるライブでした。


それにしても、トマティートは優しそうな人でした。
シャイな感じで、突然カミロにマイクを渡されると困りながらもスペイン語で話してました。
物腰柔らかな感じと言うか、ちょっと意外でした(笑)

前回 Billboard Live で見た時よりもトマティートがよく見える位置だったので、注目して見ていたのですが、やっぱり上手いですね。
今回はギターも確りと聴こえたので、堪能できましたよ。

そしてそれにもまして、カミロはやっぱり凄い(笑)
これは性格的な部分もあると思うんですが、ノッてきた時のカミロの迫力といったらねぇ・・・

バッキングに回っているのにもかかわらず、あまりにも音に力があり過ぎてカミロを思わず見てしまうという感じ。
最高です。

今回も From Within は聞けなかったんで、それは残念ですが、全体的には凄く満足出来るライブでした。

そう言えば、今回の席のプレートは Dianne Reeves でした。

いつか全制覇したいものですが、このプレートは入れ替えてるのかなぁ?

とにかく、毎回思いますが、また来たいと思います。

次はパット・メセニーとか見てみたいですが、既に残り僅かですね・・・