BATTLES@SHIBUYA-AX - 2011.11.11
前後してしまいますが、11月11日(金)SHIBUYA-AX に BATTLES を見に行ってきました。
で次の日に Michel Camilo & Tomatito を BLUE NOTE TOKYO で見てきたわけですが、なぜ BATTLES の記事を後に書いているのか?
それは、あまり良くなかったから。
良くなかったと言ったら失礼かもしれないけど、でも本当に良くなかったから仕方がない。
なので、あんまりライブレポートを書く気分になれないんだけど、一応記録として書いておこうと思います。
まず SHIBUYA-AX、もう少し何とからないものですかねぇ?
あれほど見に来る人にの事を考えてない箱も珍しいんじゃないかと思ってしまうくらい酷いと思います。
毎回思うけど、コインロッカー外ってのは無いでしょう。
実は会場に入ってから右手の方にもコインロッカーがあることが分かったけど、それも結局屋外。
あれだけ広大な空き地があるんだから、何で屋内にロッカースペースを設けなかったのか理解に苦しみます。
完全な設計ミスだし、別に改善しようとも思ってないということでしょうね。
誘導の悪いバーカウンターとか、話しだすと切りがないんですが、長くなるので進みます。
この日は「にせんねんもんだい」というバンドが前座でしたが、悪くはなかったけど色々長すぎでした。
疲れた。
全体の時間もだけど、一曲一曲のループしている部分が長すぎて若干眠くなる感じ。
更に、結構モタってる様に感じてしまい、のろうにもノレない感じ。
もしかしたら同期モノとの関係なのかも知れないけど、あれだけ続くと正直シンドイかなぁ。
ノイズバンドらしいので、そういう不安定な所が売りなのかも知れないけど・・・
ただ、後述しますが音響的には相当酷かったので、もしかすると音響が原因かもなぁっと今になって思います。
なので、音源を聴いたら面白いのかもなぁっと漠然と思いますが、どうなんでしょうか?
で、もうこの時点で結構やばい予感がしてました。
なぜなら先程も書きましたが、音が悪いから。
見ていた位置としては、会場の真ん中の辺りだと思います。
左右のスピーカーを結んだ正三角形の頂点の辺り。
ただ、実際にはそれよりもステージに寄っていたと思いますが。
なので、音の面で言えば決して悪い位置ではないと思いますが、何とも言えないライブ感のなさ。
とにかくバランスの悪い音でした。
ドラムは小さいけど、ギターとシンセだけ爆音だったり、変に低音だけ唸るように大きくなったり。
あと、全体的に深くリバーブがかかったようなモヤモヤした感じの音で、それぞれの楽器の音が不明瞭な感じでした。
最初は「にせんねんもんだい」の特徴なのかと思ってましたけど、この傾向は BATTLES になっても同じだったので、箱か PA の問題だと思います。
と言う感じで、ちょっと嫌な予感がしつつも BATTLES のライブがスタート。
最新アルバム GLOSS DROP の1曲目、Africastle から始まりました。
が、先程も書いたように音が・・・
Africastle って途中からドラムが入ってくるんですけど、そこでウワッと来る感じを期待していたんですが、来ず・・・
だって、ドラムがモヤモヤしてるんですよ・・・
コレには参りました。
中盤で Atlas をやってくれたんですが、会場の盛り上がりとしてはココがピークと言う感じだったように思います。
後半になると PA が頑張ったのか、耳が慣れてきたのか前半に比べると幾分聞ける状態になってきましたけど、逆にこっちの疲れがピークに(笑)
前半あまりに盛り上がれないもんだから、無理にノッてたら疲れてしまいました。
っという感じで、何とも言えない微妙なライブだったわけですが、簡単に表現するとライブ感のないライブと言うんでしょうかね?
勿論、完全な生バンドじゃない事は知ってますし、シーケンスと同期することが悪いとか、そういうことじゃないです。
そして、それが原因じゃないと思いますが、とにかくライブ感がない。
ドラムの音の迫力のなさと音の輪郭の不明瞭さが一番の原因だと思いますけど、なんと表現したらいいのか分からないですが、ホールで CD かけてる感じと言うんでしょうか?
目の前でドラムを叩き、ギターを掻き鳴らして出している様に感じないライブという感じです。
BATTLES のライブを見るのは初めてだったので、これだけで評価するのはアレですけど、出来れば野外で、いやフジで見たかったなぁっと。
あと、やはりタイヨンダイがいないのは痛いんだろうなぁっと。
好みの問題かも知れませんが BATTLES に期待していたものと言うか、「お!?」っと思って聴いてしまうような面白さはタイヨンダイが居たからこそだったのかなぁっと思いました。
音響の問題も大きいと思うけど、今回の BATTLES には惹きつけられるような何かを感じなかったなぁっと。
この辺りが、TORTOISE との決定的な違いなのかもなぁっと。
勝手に思ってしまいました。
TORTOISE を前回見に行った時も、音響の問題で酷いもんだったけど、それでも演奏力の高さとジョンのカリスマ(キモさ)で観客を惹きつけてやまないライブをやっていたように思います。
っと言うよりも、トータスの場合は高度な演奏力をいかに見せるかということを考えたライブをやっているんですよね。
でも、BATTLES にはそういう部分が無かったかなぁっという印象。
たぶん、その辺りをタイヨンダイが担っていたのかなっと。
ギター弾きながら鍵盤弾いたり、色々とパートを変えながらライブをしていく感じは凄いの一言だし、自然にやってたけど映像と同期する部分とか、凄いなぁ~っと思うんですけどねぇ・・・
でも、何というか頑張って見ようとしないと何も見えないし、ノろうと思わないとノレない、そんなライブだったように思います。
と言う感じで、不完全燃焼なライブでした。
次の日に Blue Note で最高のライブが見れて本当によかったです・・・
これが逆だと相当凹むんだけど。
そう言えば、前回のトータスのライブの時も、次の日に Al Di Meola のライブが Blue Note であって、前日のモヤモヤを解消してくれたことを思い出しました。
とにかく、会場選びは大事ですよね。
アーティスト側は選べないのかも知れないけど、見る方としては同じお金を払うならいい音で聞けたほうが良いですから。
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