言わずと知れたハマコーこと浜田幸一元衆議院議員の書いた「ＹＵＩＧＯＮ」。

読んで始めに思ったのは、自分はハマコーが政治家だった頃を殆ど知らないなぁっと言う事。

そして、ハマコーの過激な発言や行動は知っていても、その裏にある政治的な哲学と言うか、政策なんかに関しては全く知らなかったなぁっと言う事。

内容的には、今まで公表出来なかったことも含めて、人生を振り返る様な感じの本です。

浜田幸一という人物をバラエティ番組で怒鳴っている人という印象で捉えていた私にとっては、殆どが初めて知る内容ばかりだったので非常に興味深く読ませていただきました。

この本を読んだ後に感じるのは、結構マトモな、いや凄く真面目な政治家だったんだなぁっと。
そう感じざるを得ない内容に思いました。

個々の政策や言動に関してはそれぞれ思うところはあると思いますけど、こういう政治家も必要なんだと心から思います。

また、政治主導という言葉の本当の意味が分かるような気がしますね。
それと同時に、現在政権を担っている議員達が何故、政治家としての仕事が全く出来ないのか、理由が分かるような気がしました。

勉強不足とか、経験不足ももちろんあるだろうけど、根本的な部分で「誰のために何をやるのか」と言うところなんでしょうね。

ハマコーは彼らのことをインテリ議員と言っていますが、言い得て妙だと思います。
頭だけでは人は着いて来ない。

そして、徹底的に裏方に回ったというところや、引き際をわきまえて引退したところ何かは、やろうと思って簡単に出来ることじゃないと思います。
こういう部分は素直に尊敬に値すると思います。

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印象に残ったエピソードを挙げたら切りがないですし、ネタバレになってしまうので詳しくはかけませんが、「元ヤクザ」「木更津のダニ」辺りは結構衝撃的でした。

あと、ハマコーと言えば「ラスベガス・カジノ事件」といっても良いくらい有名な事件の真相が明かされていますが、これは本当か嘘かは今更調べようがないですが、とんでもない事を暴露しているんじゃないでしょうか？

これが事実なら、とんでもない事だと思いますが、今さら調べることは出来ないでしょうね・・・
色々な意味で(笑)

あと、数々の蛮行の裏にも隠れた計算があったりして、ただの暴れん坊じゃないんだなぁっと(笑)
当たり前ですけどね。

まぁ、ひとつ言えるのは私には政治家は絶対に無理だということ。
それだけは分かりました。

読み物としても凄く面白い本だと思いますので、機会があったら是非読んでみてください。