Premier Builders Guild のギターが気になる - Fano/Koll/b3
先日、b3 Fire を試奏をしに行った時に店員さんから聞いたビルダー集団「Premier Builders Guild」。
Gene Baker が作った集団、組織?会社?なんでしょうか?
現在では Dennis Fano、Roger Giffin、Johan Gustavsson、Saul Koll、Jason Z. Schroeder 等のビルダーが参加しているそうです。
他にも、Tone King や Two-Rock なんかも参加しているみたいです。
良く分からないんですが、一緒に作っているという感じよりは、販売とかマーケティングを行う組織として PBG のリソースを共有する感じなんでしょうかね?
で、まぁ、そんな事はどうでも良いんですが、このラインナップは凄いなぁ...と。
正直、b3 と Giffin くらいしか知りませんでしたが、個人的に Fano と Koll が非常に気になります。
弾いた事が無いので音に関しては何とも言えないのですが、デザイン的にはかなり好きです。
気になりますね。
Fano は、少し前に新潟のあぽろんと言う楽器屋さんから薦められて気にはしていたのですが、なかなか扱っているところが無くて試せていませんが、文句なしにカッコいい。
ジャズマスター好きには JM-6 なんてもう最高ですよ。
しかも、マホガニーのボディー&ネックのモデルまであって、ビグスビーのついてるモデルまである・・・
もう、見た目的には完璧ですし、オプションでセットネックのモデルまであるみたいなので本当に気になります。
で、これが音の評判も良くて、最近色々なところで名前を見るし、耳にするので物凄く気になってます。
うーん、欲しい。
けど、なかなか物が見つからない。
是非試してみたいです。
そして、恐らく新しいモデルだと思いますが、MG6 というムスタングっぽいモデルがあって、これがまた良さそう。
こちらも、オールマホでセットネックのオプションがあり、ブリッジに Bigsby B5 じゃなくシンクロも付けれるらしく、さらにピックアップも P-90 だけじゃなく、ハムバッカー(Lollar Imperial)も選べると言う事で、なかなか良さそうな気がします。
店員さんが Fano を展示会で弾いたらしく大絶賛していたのですが、話を聞く感じ弾いたモデルは MG6 じゃないかと思われます。
が、入荷未定(笑)
うーん、悩ましいですね。
とにかく情報が少ないので、今度見つけたら弾いてみようと思います。
で Fano よりも更に情報が無いのが Koll。
こちらは本当に情報が無い。
この Super Glide Almighty と言うモデルが凄く良さそうです。
何となくレトロな感じがするけど、実はハイテクみたいなところが Cool!
情報も無いし、国内で殆ど流通していないみたいなので、なかなか試す事も難しそうですが、素晴らしい音ですよ。
うーん、これも欲しい(笑)
で、最後にこの中では一番手に入り易い?b3 ですが、やはり Fire は良いですね。
今でも相当良い値段しますが、昔に比べたら半値くらいになったんじゃないでしょうか?
まぁ、適正価格なんだと思います。(個人的にはもう10万円くらい安ければ「買い」なんですが。。。)
音的には、ハードメイプルトップのレスポールに近いと思います。
バリッとした枯れた感じの音だけれども、丸くて暖かみのある音。
個人的には好きです。
が、まぁ何と言うか腕を試される系のギターですよね。
上手く弾かないと全然良い音にならないというか、しっかり弾いてあげないと良い音が出ない感じ。
逆に言えば、上手く弾いてあげると素晴らしいトーンを出してくれるんだろうなぁっと。
なので、その辺りのシビアさが嫌なら、キルト(ソフトメイプル)トップのオプションがあるので、そっちのモデルを買うという感じなんでしょうね。
2本を弾き比べてみましたが、キルトトップの方が扱いやすそうな音に感じました。
暴れずに纏まっているというか、期待通りの音が返ってくるイメージです。
個人的にはベーシックなハードメイプルの方が見た目も音も好きでした。
勝手なイメージですが、こっちの方が Fire って感じがします。
で、実は今、一番気になっているのが b3 Metal-XS。
見た目は完全にストラト系のモデルなんですが、スルーネックと角度付きヘッド、3+3のペグなど、構造的には全然ストラトとは違っていて、Fender と Gibson でマスタービルダーを経験した Baker らしいモデルだと思います。
試奏したモデルはメイプルスルーネックのアルダーボディーのモデルでしたが、凄く使いやすそうな音でした。
材の違いもあると思いますが、Fire と比べると硬い音です。
枯れた感じはなく、よりモダンな音。
スッキリに歪むし、綺麗なクリーンが出る。
クランチでカッティングも出来るし、オーバードライブでリードもとれる。
サステインも良い感じに伸びます。
硬い音ですけど、耳に痛い感じはないところが流石と言う感じで、個人的にですがハイエンドコンポーネント系にありがちな「つまらなさ」が無く、良い意味でロックな要素も残しているギターに感じました。
ちなみに、私が試奏したモデルは HSH のモデルでしたが、5Wayブレードの他に Push/Pull でタップ出来るようにもなっていて、それを使うと SSS にすることもできました。(確かネック・ブリッジで独立していたような気がします。)
これは便利。
そして、恐らくハイパスだと思うんですが、タップしてボリュームを絞った時の効きが凄く良くてびっくりしました。
タップしたネックPU のディストーションリードトーンからボリュームを絞ると、良い感じのクリーントーンになってくれます。
これは、良いですね。
使えます。
非常に多彩な音が出せて使いやすいギターだと思いました。
個人的に、オールラウンダーなギターを探している事もあって、仕様的に、ピックアップの配列が SSH/HSH/HH のいずれかで、トレモロがついていて、出来ればロックペグのモデルで探していたのですが、b3 Metal はかなり近いです。
音の面でもう少し暖かみのある音が出ると良いなぁ・・・っと思っていたのですが、なんと b3 Metal-XS はオプションでオールマホガニーのモデルがあるらしく、一気に気になるギターの上位に浮上しました。
と言う感じで、去年の TOKYO GUITAR SHOW 以来の試奏日記でしたが、あれからも結構色々と弾いてきて良い物が幾つもあったので、今後はその辺りも紹介していこうと思います。
この辺りのネタをリコメン道でやっても良いんですが、「お薦めのギター」なんかを入れていくと、それで埋まってしまうので、しばらくはこっちに(笑)
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