家の仕様検討

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夜の吹き抜け

前回までで、家を探すお話は終わりまして、ここからは家の仕様を決めて行くお話です。

通常の建売の場合はここで話が終わって、準備ができ次第引越しという感じなんでしょうが、私が買ったのは建築条件付土地という商品だったので、ある意味でここからが本番。

いや、むしろ、ここからが大変でした。

設計士との打ち合わせを 1月末から開始し、最終的な仕様を確定したのが 5月中旬。

打ち合わせは、最終確認も含めると合計 7回行いました。

それ以外の休日もショールームを巡ったりで、この間はほぼ全て家関係に費やしたんじゃないかと思うくらいです。
ほんと、今思い出しても大変でした(笑)

順を追って書いていったほうが書きやすいのですが、あまりに細かい内容だと面白く無いので、ここからは家の仕様を決めるまでの話を、最終的に確定した仕様を中心に書いていきたいと思います。

まず、私達の場合は注文住宅ではないので、購入する時点でプランが提示されており、基本的にはそのプランを元に仕様決定していくという感じの流れになります。

簡単に言えば基本プランを元に、扉の色を変えるとか、床の色を変えるとか、そういう感じですね。

で、基本プランのままで建築することも可能なのですが、差額を払えばなんでも出来る的な感じだったので、設計士と予算と相談しながら間取りを含めて仕様を決めて行ったという感じです。


早速仕様の話をしたいところですが、まずは地盤改良の話から。

建売と比べた場合の建築条件付きの場合のデメリット、っと言うわけではないですが、地盤改良が必要になった場合、その費用も施主が負担する必要が出てきます。

この話は購入前のプレゼンの時点で、建築会社の方から指摘されていた事で、費用は改良のレベルによるという話でしたが、大体70万円から150万円くらい見ておいてくれ的な感じだったと思います。

地盤改良が必要かどうかは、建物の仕様を決めてから行う検査の結果を見るまで分からないという話でしたが、隣接している土地で柱状改良が必要だったということなので、それも織り込んで予算を決めました。

結果的に、柱状改良が必要であることが分かり、費用的には70万円弱かかってしまいましたが、この辺りは最初から言われていたので改良が必要なければラッキーくらいに考えていたので、こんなもんなのかなぁっと。


その他に最初の時点で、盛り込んでいた変更点としては床暖房があります。

家を探していて思いましたが、最近の戸建はリビングに床暖房がついている物件が多いです。

私も、リビングには床暖房が欲しいなぁっと思っていましたが、初期のプランでは床暖房は付いていなかったので、希望して付けてもらいました。

電気式とガス式があるようでしたが、設計時期が震災から1年も建っていなかったので何となくガス式に。
東京ガスの TES熱源専用機を追加するタイプで、ガス式の中では初期費用が安めのやつだったと思います。

で、こちらに50万円弱。

ということで、最初から 120万円ほど上乗せになった状態で検討がスタートしました。


では、まず間取りに関して・・・

なんですが、これは殆ど最初に提示されたプランと同じ感じになりました。
まぁ、建築士は伊達じゃないって事ですね。

非常に練られたプランというか、考えられているんだなぁっと感心しました(笑)

最初に提示されたプランは、1Fにリビングと水周りがあり、2Fに寝室含めた居室がある感じで、寝室からペントハウスを抜けてルーフバルコニーがあるという感じのプランです。

このプランを見た時点で、1Fリビングで有ることと、採光のためにリビングに吹き抜けがあり、その為に2階の部屋の面積が減っていることが気になりました。

なので、最初の打ち合わせの時に、2Fリビングにすることで吹き抜けを無くし、各居室を広く出来ないか提案したのですが、一蹴されてしまいます(笑)

理由は簡単。
そのまま吹き抜けを埋めると容積率をオーバーしてしまうので。

簡単な解決策としては、ルーフバルコニーを潰すという方法があります。
そうすればペントハウスも必要なくなり、普通の2階建てになるのでペントハウス分の面積が必要なくなるわけですね。

逆に言えば、ペントハウスを作るための床面積を捻出するための吹き抜けだったわけです。
さすが。

で、ルーフバルコニーですが、無ければ無いでも構わないんですが、作れるなら欲しいんですよね~(笑)

っと言うよりも、普通のバルコニーはなぁ・・・ってのが正直なところ。

これはマンションに住んでいた人が戸建を探すと絶対に感じると思いますが、一般的な戸建のベランダはとにかく狭い。

詳しいことは分かりませんが、建ぺい率や容積率の問題でベランダの奥行きが狭い物件が多いです。

グレーチングバルコニーの物件で何軒か広めのものもありましたが、これも建ぺい率や容積率絡みの話なんだろうなっと。

で、ルーフバルコニーは・・・っとなると、基本的に屋根なのでこういう部分で問題になることは無いので、普通のバルコニーに比べたらかなり広い

なので、ルーフバルコニーは欲しい、っとなると結局何処かでペントハウス分の面積を削る必要が出てきてしまうので、2Fリビングは諦めました。


2Fリビングを欲した理由は「天井が高く取れる」事と「採光に有利だから」ですが、ペントハウスがあるので2Fリビングにしたとしても天井は高く取れません。

採光に関しては、吹き抜けを使って天窓から明かりを取るということでした。

採光に関して言うと、南側の土地がどうなっているかに大きく左右されるのですが、設計の初期段階では更地になっていて、終盤でどうやら集合住宅が建つらしいってくらいの情報しかありませんでした。

一応、それを念頭に、凄く接近した所に複数の人が彷徨いても良いように南側の窓は高い位置にスリット状に設けるだけにしたりとか、型板ガラスにしたりとか色々と対策を練りました。

が、結果的に、境界に近い部分はドッグランと駐車場になったので採光の邪魔になるような物は殆ど無い状態に!
もともと、東は広めの駐車場で遮るものが無い状態だったので、最悪東側からの明かりには困らないという考えもありましたが、嬉しい誤算というか今のところ相当日当たりは良いです。

設計士の話の通り、吹き抜けを使ったトップライトがかなり効いています!

なので、結果オーライ的な感じですが 1Fリビングにしてむしろ良かったのかも知れません。

1Fリビングのメリットとしては、買い物をそのままキッチンに運べるというのが有りますね。
こういうのは、普段買い物をする人の意見を聞いたほうがいいです(笑)

個人的には作業部屋が 2Fになると、機材を持って昇り降りするのがキツイのですが・・・
まぁ、仕方ないです。


という感じで、間取りは殆ど変更しませんでした。

細かい部分では、クローゼットや窓の追加とか大きさの変更、廊下を削って部屋を広くしたりと、色々有りますが、基本的には初期のプラン通り。

なので、変更していったのは住宅設備の部分という感じですね。

つまり、キッチンとかトイレとか風呂とかそういう部分です。

ザックリと選んだものを書くと以下の様な感じになります。

キッチンamiysunwave (LIXIL)
ユニットバスラ・バスINAX (LIXIL)
洗面エルシィINAX (LIXIL)
トイレネオレストAH1TOTO

まぁ、本当にザックリと書きましたけど、そんな単純な話ではなく、もちろんベストを集めれたわけではないので、詳細については別に書きたいと思います。

スピーカーを吊るした図

で、他にも色々と変更した部分が合ったり、外壁一つとっても色々と検討したりしたので、追々そういうのも書いていきますが、まずは INOLOG らしい所で防音室とかリビングの 5.1chの話しなんかから始めたいと思ってます。

こちらもザックリ書いておくと、リビングの 5.1ch に関しては単純にリアスピーカーを天付にして配線を壁の中に埋めたって話で、私が作業する部屋に関しては簡易防音加工をしてもらったり、クローゼットの形状をギターのハードケースを収納しやすい形に変えてもらったという話。

まぁ、この辺りも色々と検討したり悩んだりした部分なので、次回以降に詳細を書いて行こうと思います。

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