家探し(完結編)

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家の仕様検討」に続く

前回は、数ヶ月間色々な家を見て回ったけど、なかなか決めらなかったので、そのまま長期戦に持ち込もうと思ったという話まで書きました。

時期は12月に入っていたと思いますが、この時期は Born Blanchir のライブが近くなっていたり、仲介業者さんも紹介できる物件が少なくなってきたのか、そこまで毎週のように物件巡りはしていませんでしたし、連絡なんかも少なくなって来ていました。

そんな事もあって、長期戦を覚悟していたわけですね。

が、その Born Blanchir のライブの翌日に自体は急変します。

確か、ライブの一週間ほど前だったと思いますが、仲介業者さんから「近所の物件が値下がりしたんでどうですか?」的な連絡があり、資料が送られてきました。

場所的には今の家から徒歩数分で、町内まで同じというくらいの近所。

実は、数カ月前にこの物件を別な不動産業者から紹介を受けたのですが、価格的に完全に予算オーバーだったので検討すらしませんでした。

建築条件付き土地というやつで、土地を買ってから家を建てる形になるのですが、土地を買う時点で家を建てる業者が決まっているというものです。

建築条件付き土地に関しては、良い面と悪い面が合って、検索すればゴロゴロ情報が出てくると思うのでココであえて書きません。
が、基本的にはあまり良い感じに紹介されることがないように思います。

とにかく、建築条件付き土地なので、購入時点では土地しかありません。
プレゼン資料は有りますが、それだけでは分からないので、建築会社から詳しい説明を受けて、決める感じの流れのようです。

延べ床面積はギリギリ80㎡無い感じの物件でしたが、立地的にはパーフェクトに近い物件だったのでライブ明けの日曜日に説明を聴きに建築会社まで行って来ました。


プレゼンの内容としては、会社の説明から始まって、これまで建築してきた建物の紹介、そして今回の建物の仕様などの説明といった感じ。

建物の仕様は建築士の方が説明してくれました。

時間にしてどのくらいでしょうか?
2、3時間くらいは説明を聴いていたんじゃないかと思います。

プレゼンを受ける前の段階で疑問に思っていたり、変更して欲しいなぁっと思ったことなどを含めて色々と確認しました。

ちなみに、先ほど「値下がりした」っと書きましたが、「値下がりした」のではなく「仕様を下げた」というのが、正しい表現かも知れません。

この建築会社は、注文住宅も手がけている業者で、建売でも完成物件を売るというスタイルではなく、「建築条件付土地」として販売し、購入者と家の仕様を検討してから家を建てるようです。

建売の場合、何個かあるプランの中から基礎となる物を選んで、そこから好きな仕様を選択していくというもの。

おそらく、数カ月前の売り出し当時は最高ランクのプランが設定されていたのではないかと。


とまぁ、そんな感じで、色々と話しを聴いた後、仲介業者さんの返済シミュレーションを確認しつつ、色々と考えた末に購入を決めて申し込みをしました。

ここまでさんざん悩んでいたのに、結構あっさり決めたような印象があるかも知れませんが、そこにはそれなりの理由がある訳です。

まずは、希望していた立地で予算内で買えそうだったこと。

これが、最大の理由ですね。

半年以上家を探して、自分達の予算で希望している立地の家を購入するのはかなり厳しいことは分かっていました。

土地柄、面積が広すぎると完全に予算オーバー。
逆に予算内で探すと、述床面積が狭い物件しか出てこなくなります。

場所的にも西武線に近すぎても、吉祥に近くなりすぎても高くなる。

そんな感じなので、かなりピンポイントな大きさの家が、ピンポイントな場所に建っていないと難しい。

だからこそ、長期戦を覚悟していたわけです。

そんな時に、理由はどうであれ大幅値下げで希望する立地と広さをクリアした物件が予算内に入ってきた訳で、そういう意味では、まさに出物でした。

なので、あまりにも酷い物件じゃなければ、この物件に決めようと言う思いは最初から有りましたね。


次に、比較的自由に設計ができること。

プレゼンを聴く限り、差額さえ払えばかなり自由に仕様を決めることが出来るということでした。

私は、家を買ったら音楽制作用の部屋に簡易防音処理をしたいと密かに思っていたのですが、軽く相談してみるとあっさりOK。

間取りの変更にも柔軟に対応してくれそうだったのが、かなり好印象でした。

いくつかの家を見てきて、完全に好みにマッチする建売の物件というのは存在しないというのは分かっていたので、細かい部分を含めて仕様変更できるというのはかなり魅力的です。


大きい理由は上記の2つですが、他にも色々と運命を感じるような事が合ったりして、最後は勢いで決めました。

まだ建っていない家を買うというのは賭けにも似たような部分が無いとは言え無くもないんですが、まぁ、それにも勝るメリットがあったので...っと言う感じでしょうか。

正直、勢いがないと買えません(笑)

その日に申し込みを行い、次の週に契約、年が開けた今年の1月末に土地を決済するような流れで話が進んで行きました。

この辺りの流れって、結構独特なので、軽く流れを。


まず購入の「申し込み」を行います。

この時点では契約しているわけではないので、取消可能。
また、売主側からも取消できるので、変な話、「もっと高く買います」みたいな人が現れたらそちらを優先されても文句言えません。

また、申し込みよりも実際の契約が優先されるので、申し込みだけして契約までを引き伸ばしすぎると、割り込まれる可能性がある的な事はよく言われました。

この時点で証拠金?のようなものが必要になる場合もあるようですが、私の場合はありませんでした。

で、流れとしては次に売買契約となるのですが、その間に銀行ローンの仮審査(事前審査)を申し込みを行います。
お金が借りれなければ買えないですからね。

で、めでたく仮審査でOK出たので、売買契約を結びますが、一応手順としては「重要事項」の説明を受けてから契約を結ぶ形になります。

売買契約の数日前に説明を行うケースもあるようですが、日程的にもあまり余裕がなかったので、売買契約と同じ日に説明を受けることにしました。

ただ、「重要事項説明書」のコピーを数日前に提出してもらい、予め内容を確認して説明を受けるという感じです。

で、売買契約を結びます。

この時点で、土地と家の前金を支払います。

また、後日、土地の分の仲介手数料を仲介業者に支払いました。

購入するまで知らなかったんですが、条件付き土地の場合、仲介手数料は土地分にしか発生しませんでした。
仲介しているのはあくまでも土地の部分のみなので、仲介手数料は土地の分のみなんだそうです。

普通の建売だと建物分にも掛かるので、一見得したように感じますけど、決済などの手続きが 2回に分かれるので諸費用はかさみます。

ここまでが、昨年末の話。

で、年が明けてしばらくしてから、銀行の本審査が通過したという知らせが届き、予定を組んで土地の決済っと言う感じです。

ここまで来ると、土地は自分のものになります。
が、現場に行っても更地なので、特に実感は沸かなかったような気がします。


まぁ、こんな感じで淡々と契約は進んでいき、土地の決済が終わってから家の仕様の打ち合わせが建築士と始まります。

ここから辛かったw

という感じで、次回からは家の仕様検討の辺りの話に移ります。

家の仕様検討」に続く

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