ギター探しの旅に出る事にしたきっかけ
先日もチラッと書きましたけど、ブログに書いていたと思いきや書いて居なかったみたいなので、何で次のメインギターを探すようになったのかを書いて置こうかと思います。
結構昔の話なので、しっかりと覚えてないんですが、やたらと試奏するようになったのは 2009年くらいからだと思いますが、そもそも最初のきっかけは LOVE FREEDOM の復活ライブ。
このライブの時に Non-Reverse Firebird を使ったら色々な意味でいまいちだったという事からです。
簡単に言えば、LOVE FREEDOM というユニットの方向性に NR FB は音もデザインも合わなかったという事なのですが、それならばダンカンストラトを使おうと思い、フレットのすり合わせをしたら、それが原因でライブで使える状態ではなくなってしまいました。
となると、他にライブで使えそうなギターは Ibanez V と Jackson SUPER DINKY Custom の 2本しかないわけですが、この時点では Ibanez V はまともに弾ける状態じゃ無かったし、Jackson も満身創痍の状態だったのでライブで使うにはちょっと不安が大きかったんです。
で、深く考えずに「LOVE FREEDOM用のギターを買おう」と言う結論に行きついて、なんとなくバンドの雰囲気とか個人の好みで Fender Jazzmaster を買おうと思ってました。
今考えると凄いですよね。
かなり適当。
実際、本当に深く考えてなかったんですよ。
それくらい、この時点ではギターの良し悪しそこまで興味が無かったというか、意識してませんでした。
が、その Fender Jazzmaster を買いに行った店で事件が起こるんです(笑)
その事件がきっかけで、今に至るギター探しの旅が始まるわけです。
行ったのは、新宿ロックインでした。
2008年の秋だったと思いますが、ちょうどフェンダーフェアなるものをやっていて、USA の Jazzmaster がアウトレット特価で売り出されてました。
結構安い値段になっていたんで、試奏する前から既に購入は決定している状態で、軽く試奏して買ってしまう予定でした。
が、店員さんと話すうちに Custom Shop製のジェフ・ベックモデルのストラトと Todd Krause作の同モデルも一緒に弾き比べる事になったんです。
弾いた順番は Jazzmaster → C/S Jeff Beck → Todd Krause Jeff Beck でした。
Jazzmaster を弾いた感じは、「まぁ、こんなもんかな?これで良いか。」みたいな感じで、この時点で自分的には及第点に達しているので購入しても良いと思ってました。
なので、後のストラト2本は、一応興味があるので弾いておこうかなっと言うノリです。
期待も何もしてない感じ。
で、C/S Jeff Beck。
うん、悪くない。でも、値段を考えるとチョット高いかなぁっという印象。
続いて、Todd Krause Jeff Beck。
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「え?何これ?」
後ろでボーっと聴いていた嫁もビックリして、
「あれ?さっきとアンプとか変えたの?」
みたいな反応。
いや、それくらい違いました。
もちろん、同じアンプだし、同じセッティング。
そして、同じ人が弾いている。
でも、ぜんぜん音が違う。
全然音が違うし、断然こっちのほうがいい。
しかも、めちゃくちゃ弾きやすいし。
何だこりゃって感じですよ、本当に。
値段も C/S の倍以上でしたけど、それくらいの価値は有るなと変に納得してしまうほど、良い音でした。
で、まぁ衝動買いしそうになる気持ちを、グッとこらえ結局何も買わずに帰ったのですが、この時から「ギターの善し悪し」をハッキリと意識するようになりました。
正直、このギターを弾くまでマスタビルダーなんて言葉も知らなかった訳です。
ギターなんて、見た目が気に入ったやつを買えば良いと半分以上本気で思ってました。
で、ここからギターの研究が始まるというか、良いギター探しの旅が始まるわけです。
「Vanzandt が良い!」なんて情報があれば試奏しに行き、Sadowsky R1 と比べてみたりとか、Suhr はどうだとか、Music Man はこうだとか、やっぱり Collings だとか。
とにかく「良い」みたいな情報があれば片っ端から弾きに行きました。
今思い返すと、最初の頃はあくまでも LOVE FREEDOM で使うことを意識していたのか、どちらかと言うとハイテク系のギターと言うか、一台で幅広く使えるものを探していたように思います。
なので、最初のころに注目してたのは Music Man JP6 とか Paul Reed Smith Custom 24 みたいな、もろハイテク系でした。
実際、Line6 Variax とかも本気で検討してました(笑)
その後、LOVE FREEDOM を脱退したり、個人的空前のJAZZブームがあったりして、セミアコとかの箱物っぽいのにも興味が出てきたりして、だんだんとギター自体の音に注目するようになったんだと思います。
そんな感じの時に良いなぁっと思ったのが、Baker BJC だったり PRS McCarty(57/08 PU搭載モデル)だったりした訳です。
っと言うか、いわゆるヴィンテージハムバッキングPUの音にハマっていた感じでしょうね。
なんだかんだで、今まで使ってきたハムPUってモダンで高出力な物が多かったんですが、PRS 57/08 とか K&T WEEP が載ってるギターを弾いてみて、自分の求めてる音色はヴィンテージ系の PU の方が出しやすいんだなぁっと思いました。
その後、「弾きやすい」とか、「音が良い」という事だけじゃなくて、実用面も考慮して行き着いたのが、PRS の Al Di Meola Prism や、Modern Eagle II。
どちらかというと ALD の方が音的には好みだったんですが、あの見た目が(笑)
ME2 はギリギリ行けるか?っと思いつつも、冷静になればなるほど、何とも言えないケバさで、最後の最後まで迷いながらも結局買いませんでした。
ココまでが去年の今頃までの話です。
その後、諸事情で今年の5月くらいまでは、積極的にギターを探してはいなかったのですが、この辺りの考え方は今でも大きくは変わってません。
ただ、最近はさらにギター自体の素の音が強く出るギターを求めるようなって来ていて、少しくらい弾きにくくても、そういうギターらしさを重視したいと思うようになってきました。
後は、シングルコイルの音も捨てがたいなぁっと。
やはりストラト系のギターの音ってのはある種のスタンダードですからね。
って事で、B3 Metal XS な訳です。
アルダーボディー、メイプルネックはとてもいい感じでしたが、マホネック・マホボディも弾いてみたいということで、今はそれ待ちです。
という感じで、そろそろ 4年目に突入するギター探しの旅ですが、どんな結論に至るのか全く分かりません。
気長にお付き合いいただければと思いますので、これからもよろしくお願いします。
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