Gibsonが自動チューニング機能搭載のギターを発売!!

ずいぶん前ですが、ギターの自動チューニング技術について書いたことがあります。
そのときに紹介したのは The Performer と言う商品なのですが、結局今に至るまで実機を見たことがありません。

すっかり自動チューニング自体を忘れかけてましたが、なんと Gibson から自動チューニング機能を搭載しているギターが発売される事になったようです。

その名も Gibson Robot Guitar !!!
なんてストレートな名前なんでしょうか・・・

デモのムービーを見る限り、ペグをモーターで動かしてチューニングするみたいです。
発想もストレートですね、The Performer と比べると概観は普通のギターと殆ど変わりませんね。

限定モデルは 12月7日、通常モデルは 2008年後半に発売されるようです。
(米国時間なので日本では12月8日?世界同時発売なんですかね?)

販売地図を見ると、限定モデルは御茶ノ水の石橋楽器渋谷のイケベ楽器に入荷するようなので、見に行ってみたいと思います。

値段は限定モデルが 2500ドルという情報もありますが、日本では30万円くらいですかねぇ?

重くはないんでしょうか?

個人的な意見ですが、このギターって普通に使うことが出来るのかチョッと不安ですね。
まぁ、手動でチューニング出来ないことは無いと思いますが、ここまでくるともはや精密機器ですよね・・・
ギターって、ライブとかスタジオとかで使っていて倒してしまうことなんてざらだと思うのですが、壊れないんでしょうか?


ちなみに、Gibson のギターはチューニングが非常に不安定です。

買う前にネットの書き込みとかで、「弾いてるそばから狂っていく」なんて書かれているのを見たときには、いくらなんでも大袈裟だろうと思いましたが、実際に使っていると確かにその通りなんですよね。
最初は Firebird 特有の問題なのかと思ってましたが、レスポールを使っている友人に聞いたところ、彼のギターも不安定だったらしく、ペグが壊れていると思って新品の純正ペグに交換したにもかかわらず直らなかったと言う話を聞きました。
もはや「仕様」と呼ぶしかないんでしょうが、それが前提にあっての Robot Guitar なので何とも言えませんね。

「チューニングが狂いやすい」→「チューニングの回数が増える」→「メンドクサイ」→「自動チューニング」
って感じの発想なのかもしれないですけど、その前にペグを何とかしろって思います。
Robot Guitar に搭載されているペグは安定しているんでしょうか?

まぁ、全部ひっくるめて Gibson なので仕方が無いんですけどね。
Firebird なんて、テンションきついし、ネックが太くて弾きにくいし、バランス悪いし、チューニングは狂うし、もはや苦行に近いですが、それでも使い続けていると、他のギターでは物足りなくなってくるから不思議です。

なんとなく、「悔しいけど、やっぱり僕は男なんだな・・・」って思ってしまいますが、音は良いし、弾いていて気分が良いギターだと思います。
でも、チューニングは何とかして欲しいですね。

どちらにしても、Gibson が自動チューニング機能付きのギターを発売するってのはデカイと思います。
ギターって10年前と比べて、まったく進化していないと言ってもいい位で、(それが良いのかも知れませんが)その間にアンプとかエフェクター、レコーディング環境とかは飛躍的に進化している訳で、Robot Guitar のような選択肢があってもいいと思います。
使うかどうかは分からないけどね・・・


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