Safari を使ってみた

Apple が Windows版の Safari のベータ版を出しました。

早速試してみたんですが、最初のバージョンでは日本語サイトに対応しておらず使い物にならなかったため、日本語に対応するまで待つことにしたんですが、どうやら対応してくれたようです。

(インターフェイスは英語のみです。)

使ってみて思ったんですけど、確かに動作は軽い感じがします。
「早い」ってのが売り文句みたいですが、確かにサクサク動く感じです。

ただ、どうなんでしょう?
リリースのタイミング的に遅かったんじゃないかなぁ・・・という気がしてなりません。
IE7 が出る前ならもう少しインパクトがあったんじゃないかと思います。

私は頻繁にブラウザを替える方なんですが、最近は IE7 で落ち着いています。
その前は Firefox を使っていましたが、デフォルトの状態なら IE7 の方が圧倒的に使いやすいと思います。
Firefox はアドオンを使えば IE7 よりも断然便利になるんですが、どんどん動作が重く、不安定になっていきます。

さらに、マルチプロセスで動作しないことも Firefox は不便ですね。
IE はマルチプロセスで動作するので、例え一つのページでブラウザがクラッシュしたとしても、他のプロセスで動いていたウィンドウはそのまま残るんですが、Firefox の場合全て一気に落ちてしまいます。
特殊な用途かもしれませんが、BASIC認証で複数のユーザーを使い分けて検証したい場合なんかは、複数のプロセスを同時に立ち上げて、それぞれ別のユーザーとして操作できると楽なんですが、Firefox ではできません。
Firefox の場合には、いったん全てのウィンドウを閉じてから立ち上げなおさないと、以前のログイン情報が残ってしまうので非常に不便です。

まぁ、Firefox にも良いところはあるので、実際には用途によって使い分けているんですが、じゃぁこの2つの中に Safari が入り込む余地があるのか?っと考えてみると、非常に微妙です。


そもそも、早いって何が早いのかよく分かっていないんですが、現状 IE や Firefox でレンダリングの速度に不満はないですし、それだけの理由で乗り換える気にはなれないですね。
機能的には Firefox に近い感じがしますが、デフォルトの状態では IE7 の方が圧倒的に使いやすいと思います。

Safari って Firefox のようにアドオンを使って機能を追加できるんでしょうか?
立ち位置的にどの辺りを狙っていのかがよく分りません。
Webコンテンツを作る時の動作確認用には非常に便利ですけど。

どちらにしても、まだベータなので正式版が出るまではなんとも言えませんけどね。

Mac風の UI が好きな人には良いかもしれないですが、私はあんまり好きになれません・・・