我が家のサーバーでは、ClamAV というウィルス対策ソフトを使って毎日 1回スキャンを行っています。
先日、私が使っているバージョン（0.92.1）で脆弱性が見つかったらしいので、最新版の 0.93 にアップデートしたら、以下のようなエラーが発生しました。

どうやら 0.93 で設定の仕様が変わったみたいですね、「余計なオプションが入っているためにコンフィグファイルが読み込めない」的なエラーが出ています。

これらのエラーは、Cron で仕掛けていた freshclam と clamdscan で発生していたので、試しに freshclam を手動で実行してみたところ、以下のようなエラーが発生しました。

やはり、clamd.conf に問題があるようです。

ということで調べてみると、案の定 /etc に clamd.conf.rpmnew と freshclam.conf.rpmnew が出来ていました。
と言うことで、clamd.conf と freshclam.conf を新しいものを元に再設定します。

ザックリと diff の結果を見た感じ、以下の設定が問題になったようです。

clamd.conf の man を見てみると、以下のような記述を発見しました。

なるほど、OBSOLETE ですか・・・
と言うことで、一応解決です。

たぶん、yum の最中に「rpmnew を作ったよ！」的なメッセージが出ていたと思うんですが、別の作業をやりながらだったのでシッカリと見ていませんでした。

こういうのがあるからこそ、yum を自動更新的な感じで使わない方が良いと思います。
特に、サーバなんかだと、普段ログインして使わないので、実は半年前から動いていなかった・・・とかなりがちです。
せめて、何のアップデートをしたのか位はしっかりと把握していたほうが、問題が起こった時にも対処しやすいですしね。