CentOSにyumで入れたDropboxが同期しなくなった場合の対応

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iCloud、OneDrive、色々と有りますが私はクラウドストレージサービスは Dropbox をメインで使っています。

理由はいろいろありますけど、その一つに「CentOS でも使えるから」というものが有ります。

私の場合、クライアントOSとして CentOS を使ってる訳では無いのですが、これ、意外と便利なんですよ。

CentOS上の共有領域に Dropbox のフォルダを置いておくことで、Dropbox がセットアップされていない端末からも Dropbox のファイルに直接アクセスできるし更新できるんです。

そんな感じで使っていた Dropbox なのですが、先月末「旧バージョンの Dropbox をご利用されているようです。近日中に新しいバージョンに更新してください。」という下記の様なメールが届いて、放置していたら CentOS 上のファイルが同期されなくなっていました...

お使いのコンピュータ「AAAA, BBBB の MacBook Pro, ..., CCC の MacBook Pro」で旧バージョンの Dropbox をご利用されていますか?Dropbox では定期的に新機能を追加し、パフォーマンスの改善やセキュリティ強化を提供する新しいバージョンをリリースしています。

現在お使いのバージョンは来週をもちましてサポート終了となりますので、アプリケーションを更新して Dropbox を引き続きご利用ください。

「Webサイト経由で使えるじゃん」って話はもっともなんですが、圧倒的に不便なので復活させてみました。

まず、私の環境からですが、CentOS のバージョンは 6.5、Dropbox は rpmforge から yum でインストールしました。

ざっくりと手順を書くと下記の様な感じですね。

yumでインストール

# yum install dropbox

dropboxを使いたいユーザーで下記のコマンドを実行

$ dropbox
このクライアントはアカウントにリンクされていません...
このマシンをリンクするには https://www.dropbox.com/cli_link?host_id=****** を開いてください。

表示されたURLにアクセスしてアカウントとリンクする。

サービスの設定ファイルを編集。

# vim /etc/sysconfig/dropbox

dropboxを利用するユーザーを追加。

DROPBOX_USERS=<username>

サービス起動

# service dropbox start

あと、iptablesでudp/tcpの17500を開放しました。


で今回行ったのは下記の作業。

概要としては、
dropbox のサイトに書いてある手順でクライアントをインストールし、
インストールされたファイルをサービスが参照しているパスにコピーする、
という感じ。

実際の手順は下記の様な感じです。

Dropbox を利用するユーザーで下記のコマンドを実行。(64bitの場合)

$ cd ~ && wget -O - "https://www.dropbox.com/download?plat=lnx.x86_64" | tar xzf -
$ ~/.dropbox-dist/dropboxd

この状態ですでにリンク済みの場合は同期が再開されるはずです。

同期されている事を確認したら Ctrl+C 等で dropboxd をいったん終了し、ルートになって下記の手順を実行します。

まず、念のためサービスを停止

# service dropbox stop

パッケージからインストールされたオリジナルのファイルをバックアップ。

# cp -a /usr/libexec/dropbox/ /usr/libexec/dropbox.pkg.org

今回インストールしたファイルを上書きコピー

# cp -a /home/<user_name>/.dropbox-dist/* /usr/libexec/dropbox

サービススタート

# service dropbox start

以上。


本当はこの手の作業をしたくないからワザワザ rpmforge から yum でインストールしている訳ですが、更新される気配が無いので手動で対応しました。

Fedora 用の rpm がインストール出来れば話が早そうなのですが、私の環境では上手く行きませんでした。

まぁ、泥臭い対応ですけど動いてるので良しとします。

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