家の仕様検討 - 防音室編2

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防音室

前回は、防音室の仕様の話をしましたが、途中で力尽きたので今回はその続き。

っと言っても、仕様の話は前回書いたので今回は完成した物を見てもらいつつ、追加の説明という感じです。

防音室

まず、先ほどの写真の説明からですが、これが防音室に入って奥を見た時の光景。

狭いので手前が写っていませんが、部屋の入口から見るとだいたいこんな感じの景色です。
右端に壁のようなものが見えると思いますが、ここがクローゼットの端なので部屋の後端という感じですね。

狭いです・・・

見切れてますが、右側にこの部屋唯一の窓が有ります。
ここにインプラスを付けました。

何か、強引な遠近法みたいな図になってますが、単純に母屋下がりになっていて、奥に向かって天井が落ちていっている状態です。

一番奥の部分の高さは 160cmほどで、そこから部屋の中ほどにかけて上がっていくという感じの作りです。

で、元々この奥の部分にも一般的な引違い窓がありましたが、部屋の用途を考えて窓自体を無くしました。

防音室

仮配置の時の写真ですが、だいたいこんな感じで使っています。

こんな感じで部屋の奥は完全に潰れてしまうので、窓を無くしました。

前回も書きましたが、インプラスにしようが何しようが、窓があるよりは無いほうが防音の観点からは有利だと考えたからです。

その後、スピーカースタンドを入れたので、机の上は若干広くなってますが、最終的にはもう少し大きめな机を買って、ミキサーも乗っけたいなぁっと考えてます。


200V/100V

防音工事の内容は完成した状態では確認することが出来ないんで、実際にどうなってるのかをお見せすることが出来ないのですが、布クロスはこんな感じです。

写真で見て分かるかどうか自信がありませんが、通常のビニールクロスのようにツルツルした素材ではなく、ザラザラした布になっているのが分かりますか?

前回も書きましたが、布クロスはリリカラの LY-18520 と LY-18521 です。

麻でできたクロスで、備長炭が入っています。

単純に見た目で選んだんですけど、吸臭・調湿効果があるようです。

18520 と 18521 の違いは単純に色です。
18521 の方が若干濃い色です。

これは布クロスに限った話ではないと思いますけど、壁紙選びは重要なので、しっかり選んだほうが良いです。

壁紙だけで、部屋の雰囲気は間違いなく変わります。

注意点としては、サンプルで見るよりも実際には暗い色・濃い色に感じるということでしょうか?

私は、カタログで見ただけではなくて、ショールームで大きめのサンプルを見たり、実際に切り取ったサンプルを貰ったりして選んだんですが、サンプルと実際の部屋に貼られているのではかなりの違いを感じました。

まぁ、後から変更できると言えば、たしかにその通りなのですが、現実的には張替えなんて殆どしないと思うので・・・

調音効果については正直良く分からないのですが、心配していた反響のようなものはありませんので、一定の効果はあるように思います。

この部分に関しては、母屋下がりの傾斜天井も実は有効に働いているんじゃないかと勝手に思ってますが、まぁ、とにかく今のところ良い感じです。


で、先ほどの写真に写り込んでいる変なコンセント、これが 200V のコンセントです。

前回のエントリーで防音工事については検討すらしていなかったと書きましたけど、作業部屋に 200Vの専用電源を引くことは考えていました。

トランス

電源ケーブルとか、タップとか、そういうのも重要ですが、やはり源を綺麗にするに越したことはないという考えです。

工事自体が、そこまで難しい部類じゃないというのも有りますが・・・

なので、作業部屋まではブレーカーから 200Vで配線されており、このコンセントにダウントランスを接続してそこから電源を取るような形になっています。

ダウントランスはプロケーブルダウン&アイソレーショントランス3000W の 200V仕様のもの。

まぁ、色々とネット上で話題になるお店ですけど、物自体はしっかりしていますし、私がやり取りをした印象では対応も素晴らしかったので、信頼できると思います。


クローゼット

で、クローゼットw

ネタみたいな話ですけど、クローゼットをギターのハードケースを収納するために最適化してもらいました。

上段左側です。

写真では、真ん中に棚が有りますが、これは可動式になっているので、ギターケースを収納する際には上にずらして使います。

クローゼット

分かり難いかもしれませんが、こんな感じですね。

まぁ、あと数本は行けるかなっとw

他にも、スピーカースタンドとかギターを吊るすネットとかも買ったりしたので、その辺りの話も書きたいのですが、本筋から外れていくので、その辺の話はまた今度。


仕様やら何やらを書いて来ましが、「で、実際どうなの?」って話を最後に書きたいと思います。

まず、予想通り家の中に音は漏れまくりですw
ギターを爆音で弾いていると、他の部屋でもガンガン聴こえるらしいです。

まぁ、これは仕方が無い範囲というか、予想していたことなので、今の時点では特に問題になっていません。
問題になって来たら扉周りは工夫する必要があると思います。

肝心の室外の音ですが、かなり効果はあると思います。

全くの無音にはなりませんけど、かなり静かです。

雨が降っている時などが一番わかり易いのですが、他の部屋と比べて音が全然遠いです。

あと、インプラスの効果は分かりやすいくらいに有ります。

そのうち、録音できたらやろうと思いますが、インプラス「有り」「無し」で全然違います。

この部屋の窓は、お店の駐車場に面していて、正直、他の部屋だと車のドアの開閉音が気になるのですが、この部屋の場合、ほとんど気になりません。

が、インプラスを開けると、それだけでビックリするくらい音が大きくなります。

駐車場にいる人の話し声なんかも聞こえてきたりしますが、その臨場感が全く違うw

まぁ、結論としては全然違うと言う事ですね。

お金を掛けただけの効果があったか?っと聴かれたら、「有った」というくらいの効果は今の時点で感じています。

まぁ、後は生楽器の録音をしてみてどうかという感じですが、この辺りも家の話とずれてくるので別なエントリーで書きたいと思います。

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