2009.8.9 WORLD HAPPINESS 2009@夢の島公園陸上競技場
(順番が前後してしまいましたけど、8月9日に行ってきた WORLD HAPPINESS 2009 のレポートです。)
急遽3日前くらいに突然チケットを取って行く事にした WORLD HAPPINESS 2009。
名前すら聞いたことのないイベントでしたが、フジロックの不完全燃焼と YMO を見るために行ってきました。
会場は「東京:夢の島公園陸上競技場」。
夢の島、初めて行きました。
私が生まれた年と同じ1978年に公園として開園した「夢の島」。
ゴミを埋め立てて作られたとか、最終処分場から整備されたとか、ゴミの島から夢の島だとか、上手く説明できないのですが、子供の頃からまだ見ぬ東京の象徴の一つでしたね。
電車の中からは何度か眺めたことがありましたけど、実際に行ってみると当然ですけどゴミの埋立処理場だった面影は全くありません。
しかも、なんだか良く分からない熱帯の植物のようなものが沢山ありました。
で、新木場で地下鉄から出ると意外に(失礼・・・)人が多くてびっくり。
結構人がいっぱいいるので、なかなか進まないかと思いきや別にさっくりと会場に入れました。
陸上競技場って話だったので、スタンドがある感じかと思いきや、なんというか学校のグランドが大きくなった感じでしょうか?
確かにトラックらしき部分の外側は、若干傾斜していて芝生になっていますが、スタンドって感じじゃなくてただの坂って感じでした。
で、そのトラックの外側が指定されていたブロックだったので、レジャーシート敷いてライブを見ました。
このイベントの面白いところは、レジャーシートが配られることですね。
で、その指定されたレジャーシート以外は使ってはいけないと。
無駄に広く場所取りすることが出来ないので、結構良いシステムだと思います。
会場には2つのステージがあって、メインとサブで交互にライブをしていく形式で、メインが終わると、すぐにサブステージで演奏が始まるという感じ。
しかも、プロのライブなのに各アーティストの持ち時間が20分から30分という感じで、物凄い勢いで進行していきます。
凄かったのが、本当にタイムテーブルの通りに進んでいったことですね。
おす事もまく事もなくほぼ時間通りに進んでいったと思います。
位置的にサブのステージが見えにくかったのですが、メインのスクリーンに映し出されるので、移動せずに全部のライブを見れる感じでした。
これは、楽でしたね。
現地に着いた時点で一発目の mi-gu の演奏がすでに始まってたんですが、それ以降の人達はほぼ移動せずに全部見れました。
まぁ、幕張でサマソニやってるときにワザワザ夢の島で開催している辺りからして、イベントのノリと言うかは雰囲気は決まってくるわけで、来る人の傾向と言うか趣味も似たような感じな訳ですが、私はこのイベントに出ている人たちでまともに聞いたことがあるのって、YMO と スチャダラくらいでした。
しかも、どっちも聞き込んでないので、「○○(曲名)だ!!」みたいな感じは皆無だったんですが、凄く楽しめました。
さっきも書いたんですが、30分くらいで転換していくので、飽きる暇がない。
「あれ?もう終わり?」みたいな感じです。
で、余韻に浸る間もなく次の演奏が始まるので、ほんとにずーっとライブを見ている感じ。
こういうコンセプトのイベントってプロ・アマ問わず他にもあるけど、ここまでうまく回ってるのって、初めてみました。
で、出演者が実力者揃いというか、面白い事をやりつつも、しっかりとした演奏が出来る人たちなので、面白い。
好き嫌いはあるんだけど、30分くらいなら全然OKなんだよね、上手いから。
なので、逆に、空き時間が無いので、飲み物とか食べ物を買いに行くのがタイミング的に難しかったですね。
まぁ、嬉しい悩みなんですけど。
食べ物も飲み物も店の数が少ないので、結構並んでましたけど、まぁ比較的楽に買える方だと思います。
とにかく、非常に過ごしやすい。
トイレがほとんど並ばなくて良いってのは本当に楽。
まぁ、とにかく YMO でしたね。
あたりまえだけど、格が違いすぎます。
この時だけは席を立って、通路の一番前、前のブロックギリギリまで行って見ました。
でも、もっと前で見たかった!
あっという間でしたね、約1時間くらいの演奏時間だったけど、本当にあっという間だった。
まず、今更すぎますけど演奏が素晴らしい。
プロの中のプロしかいないわけですから、あたりまえですね。
でも、それにもかかわらずやってる事が面白いんですよね。凄いセンスだと思います。
とても俺が生まれた年に結成したグループとは思えないくらい、今の音でした。
こういう風に、新しいものを吸収し続けて、自分の音楽にフィードバックし続けるって物凄いなーっと、もうそれだけですね。
思いっきりバンド編成でしたが、正解ですね。
凄くカッコ良かった。
小山田圭吾のギターも良かったし、高田漣さんのペダルスティールもハマってました。
先ほども書きましたけど、私は YMO 熱心に聞いていたわけではないので、曲名とか殆ど分かりません。
はっきり言って 1曲目に The Beatles の Hello, Goodbye、あとは Rydeen 79/07 と坂本龍一の Tibetan Dance をやってたなーってくらいしか、分からないんだけどね。
それでも、凄く良かった。
こういう感じで音楽に接し続けるって、本当に理想的だなーっと思います。
行って良かったと思いました。
あと、この日感じたのは、最近聴いている音楽とか、見に行ったものとか、個人的な嗜好が色々繋がってきたなぁーと言う事です。
高田漣さんは今年の5月にたまたま見に行った「風呂ロック」に出演していて知ったミュージシャンで、以来ファンになってしまったんですが、高田連さんは pupa と YMO で出ていました。
で、7月に鈴ん小屋でライブしたときにPAさんが掛けていて、物凄く良かったんで教えてもらって即買いした「ロンサムストリングス」。グラノーラ・ボーイズには、そのロンサムストリングスの人が参加してました。
ちなみに、ロンサムストリングスには高田漣さんもサポートで参加しているみたい。
これだけでも、結構繋がった感があったんですが、ASA-CHANG&巡礼に U-zhaanさんが参加していることも、この時初めて知りました。(フジで見たときには気が付かず...)
U-zhaan さんは、数年前、六本木のスーパーデラックスで、シタールとタブラのイベントに出演しているのを見て衝撃を受けたんですが、相変わらず超絶タブラでしたねー。
タブラ、良いですよね、やってみたいです。
後、やっぱり原田知世ね。
俺の中での永遠のアイドルです。
生「知世」が見れて本当にうれしかったです。
で、フジロックでは結局誰とも会えなかったんですが、この日は会場に向かって歩いている途中に知り合いに会い、グッズ売り場で再会するという感じで、まぁ、規模が圧倒的に小さいこともあったけど、なんかゆったりと楽しめて良かったです。
天気も程良く曇って良い感じでした、おかげ様で気持ち良く酔えました。
色々な意味で、行って良かったなー。
こういう感じで、音楽がやりたい。
そんな感じのイベントでした!
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