2009/1/24@新宿Motion

2009/1/24@新宿Motionのパス

なんだかんだで、一ヶ月前になってしまいましたが、今年最初のライブは、Love Freedom、そしてレコ発ライブでした。
場所は新宿Motion でイベント BOBOS への出演でした。

BOBOS への出演も Born Blanchir で出た以来なので相当久しぶりですが、何と言っても久しぶりだったのが GOLD さん。
何気に古い付き合いで、旧LOVE FREEDOM時代は、何かと一緒にライブをする事が多かったんですが、なんと 4年振りに一緒にライブをする事になりました。
(クラブチッタ以来かと勝手に思ってましたが、四谷フォーバレーが最後でしたねぇ・・・それだけチッタの衝撃が・・・)

新しい試みとして、今回初めてフライングV をライブで使いました。
後、ここ何回か JC-120 ではなく Marshall を使っていますが、JCM900 の設定が中々旨く行かなかったんですが、今回は結構良い感じになったと思います。
ここ辺りは最後の方で詳しく。

セットリスト

  • まがだま
  • 星になるまで
  • Tautology
  • トモダチ
  • Rebirth
  • Einstein Overdose
  • サクラ イン マイ ライフ
  • 前向きの角度

今回のライブは、全部で 8曲と、いつもに比べると若干長めのセットリストで臨みました。
で、トモダチと Rebirth の間に MC を入れて前後半に分かれているような感じで組んだのですが、音的にもガラッと変わった感じのライブでしたね。
何が変わったかと言うと、オケの音量です。
たぶん、フロアで聞いていた方も感じたと思いますが、前半はオケが小さくて、後半はオケがデカイと言う感じ。
若干とかじゃなくて、かなりの変化だったと思います。
いや、マジで。


まがだま

では、「まがだま」から。

この曲をライブでやる事自体、KIREI時代を含めても久しぶりな気がしますが、旧Love Freedomでは定番曲の一つで、ライブの1曲目に持ってくる事が多かったような気がします。
個人的に、この曲をやると文句なくアガル↑↑って言うか、ブッ飛ぶイメージがあって、だからこそ 1曲目にやる事によって、勢いをつけてライブに臨む事が出来たような気がしますね。

で、久しぶりにやってみてどうだったかと言うと、うーん、正直微妙、表現が難しいですが、特に(気分が)盛り上がるという事はなく、まぁ普通っと言った感じでしょうか??

個人的にもっと踏み込んで考えてみると、「まがだま」を1曲目でやってた頃(5年くらい前?)のギタースタイルって、ライブはハッキリ言って勢いのみ。
完全にブチ切れた状態でライブを走り切るみたいな感じで、ギターをかき鳴らしている感じに近いスタイルだったと思います。
マイクスタンドにギターを擦りつけたり、ギターのボディーを叩いてみたりね。
酷い時には、自分で自分を叩いてた事も有りますね、まぁ、何と言うかエキサイトしてたわけです(笑)

これが見に来た人にとって良いか悪いかは、好みの問題だと思うので何とも言えないですが、自分で自分のギタースタイルを評価するとしたら、ダメ、全然ダメ、最低です。
要は自分のギターに自信が無かったため、冷静に人前でギターを弾く事が出来ないって事の裏返しだったのかなぁ・・・とも取れますが、まぁそんな感じだった訳ですね。

この時期のブログを見ると分かると思いますが、この時期って正直ギターにあんまり興味がなかった。
キレイの頃は、幾分良くなったとは思うのですが、ここら辺の意識が変わったのは Born Blanchir をやり出してからでしょうね。
特に Firebird を買ったあたりから完全に変わったと思います。

それが、今はどうか?と言うと、どんなギターが弾きたいかとか、どんな音が出したいかとか、とにかく、ギターに対する考え方がまとまってきたんですよね。
なので、やっぱり音で勝負したい。勝負したいと言うか、単純にライブで音を楽しみたいんですよね。
必然的に、ブッ飛んだ状態でギターを弾く必要はない訳です。
もちろん、見に来ている人にとってアクションも重要だと思いますし、その辺りのバランスが重要な事は分かっているつもりですが、それ以上にやっている本人が楽しめないとダメだと個人的には思います。

(ピストルズのラストライブみたいに、本人が「本当に No fun だったんだ。」みたいな状態にならない様にね。)

そんな状態で、「まがだま」です。
たぶん、演奏的には悪くなかったと思いますが、個人的にはもっと色々遊べたなぁ...と思います。
どうしても、昔の自分のイメージを追ってしまったため、プレイ的にも似た感じになったんですが、上記の様な気持ちの変化?があるので、ノリ切れてない、っと言った感じの中途半端なプレイになってしまいました。

前述のように、この時点では結構オケが小さくて、ギターと Vo がやたらよく聞こえていたのも大きいですね。


星になるまで

「星になるまで」から「トモダチ」の流れは、「住宅事情組曲」です。
は?って感じですよね。

この、3曲って元をたどると「住宅事情(仮)」っていう曲に行き着くんです。

そこから、「Tautology」と昔の「トモダチ」が生まれ、「(旧)トモダチ」から「(現)トモダチ」と「星になるまで」が生まれたと言う感じです。
面白いですよね、こう考えると。
この辺りの柔軟さって、打ち込みならではだよなぁ...と良く思います。

で、「星になるまで」ですが、やはり難しいですね、まだフレーズが固まって無い感が否めません。
ある程度固まっては居るんですが、なかなか「トモダチ」っぽさが抜けませんねぇ。。。

Tautology

今回のライブで個人的に一番満足のいくギターが弾けたのが「Tautology」です。
この曲も旧Love Freedom からKIREIにかけて何度もライブでやってきた定番曲の一つですが、「まがだま」程ではないにしても、昔のギタースタイルを色濃く反映させている曲の一つです。

昔のギタースタイルの特徴を、先ほどの「ぶっ飛んで・・・」とは別に、もう一つ挙げるとしたら「ギターとは思えないほどのエフェクティブな音」ってのがあると思います。
そして、「Tautology」の音ってのがまさにそれでした。

どんなものかと言うと、トレモロでぶつ切りにした後に、プリディレイでスウィープエコーを掛け、思いっきり歪ませると言う感じの音色なのですが、やってみれば分かりますが、もはやギターの音では無い感じです。
ギターの音で無いと言うレベルを超えて、音程も良く分からなくなる感じです。
この音色あっての前述のパフォーマンスと言っても良いかもしれないですね、ミスなんて分から無くなる魔法のトーンです(笑)

今回、ライブをするにあたって久しぶりに PC 上に残っていたキレイ時代の PODxt のデータを POD X3 Live に読み込んでみたんですが、なかなか凄い音です(汗;
飛び道具としては良いでしょうけど、全編通して使える音では無いなぁ...と言うのが正直なところ。

(こう言う事が簡単に出来るのが、POD の魅力ですよね。吸い上げに使っていたソフトウェアって今と全然違うソフトなんですが、その形式にもしっかりと対応しているのは Line 6 の良いところを良く現わしていると思います。)
U2
Where the Streets Have
No Name
(The Joshua Tree)


U2 - The Joshua Tree - Where the Streets Have No Name

ヨシュア・トゥリー~デラックス・エディション - U2

LUNA SEA
IN SILENCE
(STYLE)


LUNA SEA - STYLE - IN SILENCE

で、色々と音を作っている時に、付点8分で帰ってくるディレイがガツンと来たので、クリーントーンに付点8分のディレイ(U2 のエッジとか、SUGIZO なんかが良く使ってた感じの音色。)をかけて延々と弾き続ける感じのフレーズに全編変えてみました。

まぁ、フレーズ的にはほぼ全編アドリブなので、ミスタッチもありましたが、結構いい雰囲気になったんじゃないかと思います。
なんというか、上手く打ち込みと融合出来た感がありましたね。
この高揚感は何とも言えないですが、とても弾いていて気持ちよかったです。

トモダチ

えーっと、色々な意味で最悪でしたね。

全てのパートのリズムがグダグダになって、グルーブもくそも無い感じになってしまいました。
原因としては、オケのリズムが聞き取りにくい事があるんですが、それはスタジオの時点から分かっていた事なので、まぁ、全部自分たちのせいですね。

まぁ、そんな事がどうでも良くなるくらいの爆弾をトヨフクさんが落としてくれましたが・・・
それは見た人だけの秘密にしておきましょう!(笑・・・えないけど;;)

あと、トモダチへのつなぎが若干間延びしてしまったのは勿体無かった。
BPM が10違うのでスムーズに繋ぐのは難しいのですが、ちょっと引っ張りすぎだったかもしれません。


Rebirth

さて、先ほども書いたようにここから思いっきりオケの音量がでかくなりました。
が、この曲ってイントロからブリッジくらいまではかなり音量が控えめな曲です。
(CDを聴いてもらうと分かりやすいですが、1曲目の「星になるまで」から続けて聞くと音量が落ちたように聞こえると思います。)

で、ブリッジの途中で音量が大きくなるような展開になってるんですが、その辺りのギターってまぁ、白玉っぽい感じなので、聞こえてても聞こえてなくてもあんま関係ない。
しかも Rebirth、今回のライブで(たぶん)唯一ギターをオケ出ししている曲で、まさにブリッジの音圧を出すために重ねているギターがオケから出ているので、自分自身良く分からない。
で、サビに入って「へ?」みたいな感じでしたね。
で、そのままギターソロ。

もうね、何弾いてるのかゼーンゼン聞こえませんでした(笑)

ソロ明けの若干静かになる部分で、ちょっと聞こえるようになりましたけど、またサビに入るとぜーんぜん。
って感じしたが、それとは別に、やはり新曲は難しいですね、まだまだモノにできてません。

Einstein Overdose

音量調節にもってこいな曲がやってきたので、ここでギターの音量を若干上げましたが、やはり聞き取りにくかったですね。
この曲はオケがごちゃごちゃしていて、普段スタジオで練習している時から聞き取り難いので慣れていると言えば慣れているので、音量を上げ過ぎないように注意しつつサクラを見越して音量を修正。

そんな感じでゴニョゴニョやってたら、オオガミ氏が
「ベース!クニヒコー!」
的なコールをして、クニヒコさんがベースソロをやりつつ前に出ようとしているのに、トヨフクさんが邪魔で前に出れず、なんかうやむやな感じで下がって行ってて笑えました。
(打ち合わせ無し、俺も昔1回やられた事があるけど・・・即座に対応する様は流石!!の一言です。)

サクラ イン マイ ライフ

たぶん、LF で一番難しい曲、サクラ イン マイ ライフ。
何が難しいって、3回くらい転調するから、しっかりフレーズを覚えてないと訳が分からなくなるんですよ。
なんせ久しぶりに弾くもんだから、スタジオでやってるときに全然覚えてなくて、四苦八苦だったんですが、本番は上手く行ったと思います。

やっぱり、この曲は良い曲だなぁ...と思いますね、悪く言えば、遊びが無いのでライブでの自由度が殆ど無くて遊べない曲ですが、それだけに楽曲として完成している曲だと思います。

前向きの角度

再結成ライブの時から色々と試していたイントロや間奏部分のギターが、やっと上手く行った感じがしました。
「Tautology」で作った付点8分のディレイがそのままハマったのがヒントになって、組み直してみたんですが、どっかで聞いた事がある様な感じになってしまいましたが(笑)
まぁ綺麗にまとまったんじゃないでしょうか?

後、後藤さんのコーラスでか過ぎ・・・
なんか、俺のモニタースピーカーからはメチャクチャ聞こえてたんですけど、外音も結構聞こえてたみたいです。

何ででしょうか??
PAさんの好みですかねぇ??


って感じで、淡々?長々?と書いてきましたが、この日は色々な人から様々なコメントが貰えてよかったと思います。

たぶん、今は色々な意味で過渡期なんじゃないかと個人的には思っています。
個人的な話をしてもそうですが、Love Freedom というバンドとしてもそうでしょうね。

昨年末の数ヶ月間で音源としての新生Love Freedom は完成したと思います。
なので、今後数カ月のライブを通して、ライブバンドとしての新生Love Freedom を確立していくと言うのが、今のステータスなんですが、まぁなかなか難しいですね。


なんだか長くなったので機材関係は別に書きます。
と言うことで、機材編へ続く・・・