メディアの支配者
久しぶりに記憶に残る内容の本でした。
2005年にニッポン放送がライブドアに買収されかけた事件は、まだ記憶に新しいですよね。
当時のホリエモンは、まさに時代の寵児と言った存在でした。
その後、彼は「証券取引法違反」で起訴され、繁栄の頂点から転げ落ちる形になる訳ですが、同時期の村上ファンド事件同様、当時から釈然としない内容と言うか、明らかに見せしめ的な、権力闘争的な部分が大きそうだなぁ・・と思っていました。
この国の黒い部分、触れてはいけない部分と言うか、図ってか図らずもか、その部分に手を出して重傷を負ってしまったというか。
この本にその辺りの話が直接的に書かれている訳ではありませんけど、この本を読むと妙に腑に落ちることがあるのではないかと思います。