Je m'appelle@心斎橋SOMA(2013.9.16) ライブレポート機材編/ペダルボード Ver.2013.2.J

Pedal Board Ver. 2013.2.J

ずいぶん間が空いてしまいましたが、前回のライブレポ本編に続きまして、ここからは私個人の感想戦を。

今回に関して言えばアンプ周りの調整に苦労したライブでした。

そもそも、箱の情報をしっかり確認せずに JCM900 だと思って居たら SOMA は JCM2000 だった... って所からです。

最終のリハスタ直前に気が付いたんですが、そのスタジオには2000は無かったので、900で音作り。

本番前のリハーサルで調整すればいいか・・・っと思っていたら、台風直撃で新幹線が遅れ、まさかの本番直前到着、で当然リハ無し

まぁ、これはある程度想定していたので何とでもなると言えばなるのですが、厳しかったのが本番直前までヘッドの電源が入って無かった事。

本番直前に会場入りしたので対バンさんのステージは確認できなかったのですが、どうやらこの日はアコースティックな人が多いイベントだったらしくマーシャルを使ったのは私が最初だったみたいですね。

で電源が入っていなかったので、私がセッティングを始めたあたりで火を入れた感じ。
なので、演奏中してる最中に真空管が温まってドンドン音が変わるw

ビックリしましたw
いやー、真空管って難しいねw

とても勉強になりました。

っと言う訳で、今回のボード。

2013-09-08 01.09.16

前回から大きな変更点は有りませんが、BamBasic:Volume Upper を追加しました。
名前そのままブースターです。

前回のライブの時に、音色は変化させたくないんだけれどもピンポイントで音量を上げる事が出来ればなぁっと感じることが何度かあったので、今回導入してみました。

なので最終段に入れて、全体のボリュームを上げるような感じで使ってます。
踏んだ時だけ +○db みたいなノリ。

ブースターとかクリーンブースターとか、この手の用途に使えそうなものは色々とあるのですが、どちらかと言うと歪の前などに入れてニュアンスを加えたり、歪を加えるような使い方をするものが多くて、「原音そのままで+○db」的な使い方ができるものって意外と少ないですよね。

Free The Tone の FINAL BOOSTER なんかはまさにその用途にピッタリな感じですが、お値段が・・・

っという感じで、探していたところ BamBasic の Volume Upper が良さそうだったので、色々と質問をしたりしつつサンプルを送って貰って決めました。

サンプル借りれるのは良いですね。
実際に自分のボードに組み込んで使ってみないとこの手のエフェクトは判断が難しかったりするので凄く参考になりました。

前回のライブで大幅に組み替えたシステムでかなり完成してきた感じはあったのですが、このブースターを入れることでグッと音色の使い分けが楽になりました。
細かい部分ですけど、クリーントーンの使える幅が広がるんですよ。

この Volume Upper がきっかけでカスタムインターフェイスを作ることに話が発展しますが、その話はまた次回。


実際、どうだったでしょうか?

ライブの録音がSoundCloudに挙がっているので是非聴いてみてください。

んで、感想をいただけるととてもうれしいです。

前回のワンマンの時には「シマーが・・・」とか「ディレイが・・・」みたいな感想が多かったので、今回はどちらかと言うと歪系にフォーカスしてみましたw

っと言っても、大きく設定を変えたわけではなくて、歪んだ時により気持ちが良くなるようにセッティングにしたと言う感じ。

メインの歪に関しては、まだまだ完全に納得できている訳ではないのですが、最近のボードは近年の中では一番まとまってきている感じはあります。

ライブしてて楽しいと言うか、不安感が無いですね。


この辺り、やはりスイッチャー ARC-3 の導入がデカいと思います。

私はマルチエフェクターで育ったギタリストなので、プリセットの切り替えでガラリと設定を切り替えることが出来るって時点で、物凄い安心感なんですよね。

例えば、コンプに薄らとオーバードライブをかけたクリーンサウンドに付点四分のディレイをかけてシーケンシャルなアルペジオを弾いてるところから、ガラリとディストーションバリバリのパワーコードのリフとかを弾きたい場合、スイッチャーを使わずにやってた頃はコンプとオーバードライブをOFF、ディストーションをON、ディレイのプレイセットをバッキング用に切り替え・・・っとやってたわけです。

このパターンの場合、ディストーションをON → ディレイのプリセットを変更 → コンプと OD を OFF っとやれば無理では無いんですけど、まぁ、ハッキリ言って厳しいですよね。

これをライブ通しでやってくのってかなりのストレスなんです。
まして、今回の様に曲数が多かったり、自分の持ち曲じゃないものをやるシチュエーションでミスなくこなしてくのはかなりきついなと。

っと言う感じで、スイッチャーを導入したのですが、正解でした。

最近導入した機材の中で一番のヒットです。

確かに安い機材ではないので迷うところだとは思いますけど、迷ってるなら買って損はない機材だとは思います。

問題は、どんどんボードが大きくなるって事ですが、そういう人は多分何やっても大きくなるので関係ないですw


っと、まぁこんな感じで、ある程度ボードは固まってきた感じがありますね。

固まってきた感じはあるのですが、逆にいうとちょっと頭打ち感があります・・・

まぁ、まだどうなるか分かりませんけど、ひょっとしたら 180度方向転換するかもしれません・・・