Pursuit of Radical Rhapsody(Al Di Meola) / Parting Shot(Steve Khan) - 買ったCD

投稿日:

今回はこの2枚。
奇しくも2人ともクロスオーバーというか、フュージョンギタリストのアルバムですね。

別にフュージョンが好きだって訳ではないんですが、最近は結構この手のギタリストにハマってるかも知れないです。

Al Di MeolaBlue Note にライブを見に行って握手会に参加するくらい好きなギタリストです(笑)

まぁ、新譜をリアルタイムに近いタイミングで買ったのは初めてですが・・・

Steve Khan は、Jazz Life とかの雑誌で名前を見る機会が多いのですが、一枚くらいしかアルバムを聞いたことがなかったので買ってみました。

Pursuit of Radical Rhapsody - Al Di Meola

結構久しぶりのアルバムというイメージが合ったんですが、スタジオ・アルバムって意味だと Diabolic Inventions and Seduction for Solo Guitar, Volume I, Music of Astor Piazzolla 以来のようですね。

5年ぶりくらいでしょうか?

内容としては、彼のライフワーク的なワールドミュージック系の音楽をベースに若干エレクトリック寄りというか、フュージョンっぽい雰囲気を足したような感じ。
でも、基本的にはアコギの曲のほうが圧倒的に多いですね。

どちらかというと、曲で勝負しているというかそんな感じで、高速パッセージは殆ど無いかも。
相変わらず複雑な曲ばかりですけどね(笑)

これは、今作に始まった事じゃないですけど、もはやジャン的に訳がわからないところに来てますね。

経歴的に Jazz とかフュージョンに分類されてますけど、近年の作品は完全にアルゼンチンタンゴというか、ピアソラに思いっきり影響を受けてますし、かといってギターが主体だったり、エレキギターが入ってきたり、ロックの要素があったりで単純にタンゴとは言えない感じですからねぇ・・・

私が見に行った時のバンドメンバーと同じ編成で録音しているみたいですね。

ということは、ライブでやっていた曲も入っているかも知れないです、何曲か聞いたような気がしないこともないので。

輸入盤

曲数などは同じ
国内盤

ちなみに、今作には Beatles の Strawberry Fields と Over the Rainbow のカバーが入ってます。
こういうのって面白いですよね。
アーティストによってアプローチが全然違うので面白いです。

Strawberry Fields はジャジーな感じ、なかなか斬新な感じで良いです。
Over the Rainbow もそうですけど、とにかく優しい音。

どうやったらこういう音が出るのかなぁ・・・
うまい、本当にうまい。

ただ、Over the Rainbow は Jeff Beck バージョンも捨てがたいけど(笑)

派手な曲はないですが、良いアルバムだと思います。


Parting Shot - Steve Khan

Steve Khan の最新作です。

うーん、個人的にはなんとも言えないなぁっという感じ。

悪くはないんだと思いますけど、ちょっと思ってたのと違ったという感じ。

なんとなく、ラテン・ジャズってキーワードから、カミロのような情熱的な感じというか、爆発的な何かを期待していたのですが、どちらかというとオシャレな感じのサウンドです。

リズムなんかは確かにラテンっぽい感じで、よく聞くとデニス・チェンバースのドラムなんかはとんでもない事になってたりするんですが、曲の展開がオシャレな感じなのであまりそういう所に耳が行かない感じ。

輸入盤

曲数などは同じ
国内盤

まぁ、こういうのが Jazz であり、フュージョンなのかも知れないですが、個人的には大人過ぎるというか、グッと来る部分があんまりない感じでした。

ただ、評価は高いようなので、好きな人にとってはたまらない感じなのかも知れません。

ベースがアンソニー・ジャクソン、ドラムがデニス・チェンバースという布陣なので、そういう部分に注目して聞くというのもありでしょうね。

まぁ、小気味いいかんじです。

更新日: