2011年仕様の Custom 24 と ME Quatro – PRS

音と弾きやすさだけでギターを選ぶなら、PRS を買えば良いじゃないの?って思ってしまうくらい(音と弾きやすさは)好きなブランド Paul Reed Smith

じゃぁ、なんで買わないの?って言われたら、やっぱり値段が高いとか、見た目的にあまり好きでないとか色々と有るんですが、一番の理由は何故か意図的に使い難くしている部分が有るという事なんです。

で、その変な拘りの一番良い例が、ピックアップセレクター。

有名な Custom 24 だと、5wayロータリーか 3wayトグル+Push/Pull。
個人的なお気に入りの Modern Eagle とか McCarty だと 3wayトグル+Push/Pull。

PRS に何を求めるかは人それぞれだと思うんですが、個人的にはやはり Fender / Gibson とは違って、あくまでも弾きやすさだとか音だと思うんですよね。

で、さらに言うとどちらかと言えば、ハイテク志向なギターなんだと思います。

とすると、ピックアップセレクターはどう考えてもブレードなんですよ。

ここ数年は、限定モデルとかショップのカスタムオーダーで 5wayブレードが着いているモデルも有りましたが、レギュラーモデルでは無い。

まぁ、ブレード必須じゃなくてもいいですけど、ブレードのオプションが無いのは勿体ないなぁっと思ってました。

PRS Custom 24
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が、今年 Custom 24 はガラっと仕様が変わったんですが、ついにブレードが標準のオプションになったので、サクッと試奏してきました。

2011 仕様の Custom 24

PU も 2011仕様から 59/09 に変わりました。

私の個人的なお気に入りのPU、57/08 のハイパワー版的な位置づけのピックアップらしいですが、HFS/Vintage Bass の組み合わせと比べると、バランスが良くなって使いやすくなったと思います。

個人的には今までの Custom 24 って、ヘビーな音やクリーン系の音を出すのは良いんだけど、クランチとか中途半端な歪みの感じが妙に薄っぺらいというか、ショボイ音になってしまって苦手だったんですが、2011仕様の Custom 24 はそこが解消されていますね。

ただ、やっぱり Custom 24、何とも言えないんですが、面白みは無いです。
良く言えば、癖が無いので使いやすいとも言えるのですが。

ブレードスイッチは良い!

断然こっちの方が使いやすい。

今回からワイヤリングも変わっているらしいですが、前の組み合わせを覚えてないのでアレですが、バランスは良いと思います。

ポジション2:ハムバッカー(ブリッジ)+シングルコイル(ネック)パラレル
の音が、エッジが効いてるけど細くなりすぎず、かなり良い音です。

まぁ、前から意見は変わらないんですが、PRS の Custom 24 はお金と置き場に余裕があったら一本持っておきたいギターなんですよね。

器用に使えるギターを探しているなら、文句なしにお勧めのギターです。
後は、好き嫌いの問題。

ただ、なぜカバードにしなかったんだろうなぁっと。

Custom って事で、わざわざ 59/09 のオープンタイプで出しい気持ちはわかるけど、この辺りもオプションにすれば良かったのに…

2011 の Modern Eagle


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で、ついでに ME Quatro も試奏。

Modern Eagle は毎回微妙に仕様が変わってるのですが、変な方向に行った Modern Eagle III ではなくて、Modern Eagle II から進化した感じですね。

材の呼称が変わっているのですが、基本仕様は変わらずローズネックの McCarty のハイエンド版って感じ。

今回大きく変わったのは PUが 53/10 になった事くらいでしょうか?

なんとなく狙い的には Modern Eagle II よりも初代 Modern Eagle なのかな?っと言う印象。

枯れた感じがするというか、歪ませても芯が残る感じが強いです。
でも、初代のカリカリ感と言うか、芯が残る感じと言うか、うまい人じゃないと扱えない感じの雰囲気では無いので個人的にはこっちの方が好きです。

私が弾いたのは、STP のモデルでしたが、良かったですね。
弾き応えがあるというか、弾いてて楽しいギターです。

Modern Eagle II の飽和感と言うか、ギョワーとした音からすると、もうちょっと乾いた感じで、主張は強くなってる感じですが、これはこれで良いと思います。
好きな音です。

Modern Eagle
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欲しい。

2011 の結論

で、結論としては、値段の違いももちろんあるけど、弾き比べるとどうしても ME Quatro に軍配が上がってしまう。
だけど、Modern Eagle は 3wayトグルのみ。
なので、別なのを探す。

PRS に関してはこの堂々巡りなんですよね。

良いと思うモデルは STP だったり、ブレードじゃ無かったり、色が変だったり。。。

なので数年前から欲しいギターのリストの上位に来ているのにも拘らず、未だに購入に至っていないわけです。

もっと言えば、Al Di Meola モデルを Faded McCarty Sunburst とかにして、5wayブレードで出してくれれば良いんですよ(笑)
買います、多分。

2011仕様の Custom 24 はお薦め!

っと、まぁ個人の好みのディープな部分は置いておいて、2011仕様の Custom 24 はお薦めでしょうね。

個人的には、前よりも断然良くなったと思います。

と言うかね、やっぱり良いですよ PRS。

PRS の何が良いかと言われたら、弾きやすさなんです。
以前から持っていたかのようなフィット感。
そして、音も癖が無く、幅広いジャンルで使えると。

だから、「とりあえず何かあった時に使うギター」的な位置づけだったら本当に良いと思います。

っとまぁ、書いてみましたが、お金と置き場所さえあれば、本当に ME Quatro と Custom 24 のどちらも欲しい。
どっちか一つ選べと言われたら・・・

うーん、悩むけど色さえ選べるなら ME Quatro かな?
これは、ちょっと、本気で気になっていて、トレモロ搭載で良い色だったら本気で悩んでいたと思います。

まぁ、とにかく ME Quatro は完全に私の個人的な趣味なのですが、2011仕様の Custom 24 は特に Gibsonユーザーで弾きやすいギターを探している(俺みたいな)人には凄く良いギターなんじゃないかと思います。

※このページは INOLOG から移植されました

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